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箱根駅伝雑感 [その他]

第96回東京箱根間往復大学駅伝競走   アスファルト217,100m
1:青学大  10:48:25(レコード)
2:東海大  00:03:02
3:國學大  00:08:57
4:帝京大  00:09:00

往路優勝:青学大(往路レコード)
復路優勝:東海大(復路レコード)


暑くなく寒くなく風もなく、とおそらくは過去数十年で最もコンディション的に恵まれ終始ハイペースで進んでいきました。

1区から区間記録を伺う展開の中、まず有力校で遅れたのが2年連続区間賞の東洋大西山で、ここの出遅れが東洋の流れを決めてしまった印象があります。東洋は2区で相澤がマヤカの記録を11年ぶりに塗り替える区間新で巻き返しますが、その後はなかなか伸びきれず、4区最下位という大ブレーキもあり、5区区間賞も結局8分差11位と往路ではやくも優勝圏外に去りました。

1区を創価大が制する波乱の中、2区の1年生岸本の快走ででトップに立ったのが青学。3区で東京国際大に首位を譲りますが4区で取り返すと、山登りでも国学院の追撃を抑えて往路優勝を飾りました。従来の記録を5分以上縮める大レコード。優勝候補の東海大は崩れはしないものの区間賞もなく3分22秒差の4位。事前の下馬評からすると苦戦の往路となりました。

復路はまず山下りで東海の館澤が区間新で1分タイムを縮めるものの、その後の区間は一進一退でなかなか差が詰まりません。やはり駅伝はリードしている方が有利なもので、マイペースで走る青学に追いつくことができませんでした。東海大は復路レコードを更新する快走で復路優勝は飾ったものの、青学大は3分前を走ったまま捉えきれず。青学大が2年ぶりの優勝となりました。

復路も苦戦した駒沢が総合8位、東洋が総合10位と苦しむ中で、国学院が3位、帝京4位、東京国際5位と躍進。またシードを取れなかった伝統校を尻目に創価大が初シードなど、世代交代を感じさせる結果になりました。全国化の噂も消えていませんし、数年後の箱根路の様相は大きく変わっているかもしれませんね。


それにしても2,3,4,5,6,7,10区で新記録が更新され、総合往路復路すべて新記録。コンディションが良かったとはいえ、ここまでとは思いませんでした。これだけ飛ばしても1位と20位の差が30分ないというのもすごいことでレベルの向上を感じるものではあるのですが、みんなが軒並み履いていた例のシューズ(ナイキのヴェイパーフライ)の影響はどのくらいあったのでしょうか。気になるところです。


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