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羽田盃 [競馬]

レースは見ていないので。振り返りはあとでどこかでレース見たら書くかも。

今年から南関東三冠ではなく日本ダートの三冠の初戦化ということになりましたが8頭立て。まあ昨年までは概ねフルゲートだったわけで、Xとかでもいくつかツイートを見ましたが、思った以上に揃わなかった印象です。京浜盃に勝ったサントノーレの故障がなければまた印象が違ったかもしれませんが。

中央馬の参入で勝ちにくくなったことから南関東勢のモチベーションが低いというような話もありましたしそれも事実ではあるでしょうが、一方で中央に枠を差し出すわけにも行かず、揃わなかったのは必然なのではとも思います。他の重賞でも南関東の交流重賞へのモチベーションの低さは今に始まったことではないですし、もう少し頑張ってほしいとは思います。

ただ早計に判断するのではなく、2,3年は様子を見たほうがいいのではと思います。農水省やJRAも生産頭数の回復でJRAは入厩が難しくなっておりダートの主戦場を地方競馬に移すことでそれを解消しようとしているように見えます。それを前提とした一連の地方競馬のレース体系の改革なのでしょうし、その辺の効果が出るのかどうか、まあ1年目はあまり出ていないように思われますが、見極めてから再度見直してもいいのではないでしょうか。


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皐月賞雑感 [競馬]

晴天で暑いくらいの中山競馬場でしたが、藤岡康太騎手逝去のためどこか全体に晴れない気持ちの残る皐月賞ではありました。それでも藤岡騎手は競馬が続いていくことを願っていると信じてこれからも競馬を見ていこうと思います。

自分の予想はシンエンペラーでした。勝ち味に遅いものの大崩はしておらず、ペースに応じて概ね自在に振る舞えると考えました。

ダノンデサイルが除外となり17頭でスタート。すぐに先頭にたったメイショウタバルが他馬を引き離して逃げていきます。ついていくのはシリウスコルトやジャンタルマンタル。ジャスティンミラノはその後ろ。シンエンペラーも先団のうしろでついていきます。レガレイラは後方3番手くらい。

多少気合は付けていましたが、ただ流石に1000m通過57秒5というのは想定よりも速く、3角あたりから差が詰まり出します。4角までは粘りましたがメイショウタバルはそのまま失速。直線でまず抜け出したのはジャンタルマンタルでしたが、これにジャスティンミラノが中から、コスモキュランダが外から追いかけます。坂の上で捕らえこの2頭の勝負になりましたが、内から抜け出したジャスティンミラノが競り合いを制しました。追込勢からはアーバンシックが伸びて4着。レガレイラは外に持ち出したものの伸びきれず6着まで。シンエンペラーも流れ込んだだけの5着。

ジャスティンミラノはハイペースをよく乗り切りました。今の中山は皐月賞開催でもそこまで馬場が悪くならないので、このくらいのペースでも止まりはしないのでしょう。1分57秒1は中山2000mのレコードとなりました。コスモキュランダは惜しいレース。ただモレイラ上手かったという印象もあるのでダービーで乗り代わったときにどうか。ジャンタルマンタルは先に抜け出して目標にされた面もありますが、2000は少し長いのでしょうか。レガレイラは展開利もあまりありませんでしたが上がりは最速。東京のほうが向いていると思います。ただダービーなのかオークスなのかどちらを選ぶのでしょうか。シンエンペラーはこんなものなんですかね。手応え的にももっと伸びてくるかと思ったのですが、あまり見せ場はありませんでした。

ジャスティンミラノは藤岡康太が調教をつけていた馬ということで、なにか後押しがあったのかもしれませんね。ダービーに向けてはまだまだ抜けた馬はいないように思われます。今回の上位と青葉賞などを経由する組も含めて混戦と行っていいでしょう。


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競馬ニュース雑感(4/11) [競馬]

藤岡康太騎手死去 武豊が追悼「康太の思いを胸に乗っていきたいと思います」

御冥福をお祈りいたします。高知競馬の塚本騎手の訃報があった間もなくJRAでもということで、改めて騎手の危険さについて考えさせられる事故となりました。

正直なところそのレースを見ていた時点では、向こう正面での事故で明確に映されていなかったのであまり重篤なものだとは思っていませんでした。ただその後の報道で伝わってくる内容は想像以上に重そうで心配していました。残念です。

兄の藤岡佑介騎手は、今週は皐月賞のみ騎乗するようです。馬券を買うかどうかは当日の予想次第なのですが、まずは無事に、そして良い結果が出せるように祈っております。


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桜花賞雑感 [競馬]

そこまでハイペースにはならず先行勢のほうが有利、あとは年明けてから1回使っている方が有利かなあと見てコラソンビートからにしましたが、4F46秒3というぺーすで先行勢は苦しくなりました。46.3-45.9で平均ペースト記録されるのかもしれませんがこれでは厳しい。まあ同じようなところにいたエトヴプレやセキトバイーストに勝ててないからコラソンビートとしては完敗でしょうが。

馬場の真ん中辺りから抜けたステレンボッシュと外から上がってきたアスコリピチェーノの争いになりましたが、ステレンボッシュが抜かせませんでした。ライトバックやスウィープフィートなどの追い込み勢も伸びてはきましたが前2頭には及ばず。

阪神JFの上位2頭で決まりましたが、今回の差は内外の差くらいじゃないでしょうか。モレイラがうまく乗ったという印象でまだまだ両者の勝敗は決していないと思います。オークスに向けては使った上積みもあるでしょうが、成長力とか距離がより良いという感じではないと思いますので、他馬のまきかえしもあるのではないでしょうか。

牡馬はコントレイルとサリオスのときに皐月賞が年明け初戦組で決まっていましたが、いよいよ牝馬も2歳で十分実績を積めた有力馬はトライアルをパスする時代になってきたように思います。強い馬が出せればそれでいいわけではありますが、トライアルの形骸化が進めば長く慣れ親しんできたクラシック路線のレースたちも徐々に性質や格付けが変わっていくのでしょう。


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大阪杯雑感 [競馬]

スタニングローズがハナを切り、ペラジオオペラが2番手。人気どころではタスティエーラはそのうしろあたり、プラダリアは中団やや前でソールオリエンスは中団やや後ろ、ローシャムパークは後方から。1000m通過60秒2と遅めのペースで、まずいと思ったのか向こう正面でローシャムパークが後方から一気に上がってペラジオオペラの外に。それ以外は隊列大きく変わらず直線に向くと、スタニングローズは苦しくなり、これを交わしたペラジオオペラとローシャムパークの争いになります。結局ペラジオオペラが抜かせず凌いで優勝。追いこんだルージュエヴァイユとステラヴェローチェが3,4着。

思い切ってまくったローシャムパーク戸崎の判断は良かったですがあらかじめ前にいた分ペラジオオペラに余裕がありました。最初から流れに乗れていた横山和生の好騎乗と言えると思います。昨年の皐月賞馬ソールオリエンスはローシャムパークほどの思い切りもなく決めても今ひとつ、昨年のダービー馬タスティエーラは万全の位置取りかと思いましたが全く伸びず凡走。着差は1秒もないですが内容的にはかなり厳しい敗戦でした。

ペラジオオペラが勝って4歳の面目がたった感はありますが、昨年の活躍馬のうちイクイノックスはすでに引退し、有馬記念の上位5頭もドバイという状況の中でこの世代の力を見せるというには地味な結果ではありました。今後も事あるごとにこの世代の牡馬はレベルを問われることになると思いますが、世代全体として跳ね返していけるでしょうか。


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高松宮記念雑感 [競馬]

重馬場ということで内枠先行の馬が有利かなあという認識でした。1枠引いて逃げても先行でも競馬できそうなビッグシーザーを本命に強弱つけて総流しということに。

スタートでぽんと飛び出したのがウインカーネリアンと香港から来たビクターザウィナー。とくにビクターザウィナーはすんなりハナを奪ったので、この馬がこのまま逃げ切るのではないかと思いましたが、流石にそうはならず。3番手辺りから抜け出したマッドクールが直線で並びかけにいって先頭に立ちます。逃げの2頭が粘るところにようやく追い込み勢からナムラクレアが伸びてきますが、アタマ差届かず。マッドクールが初のG1タイトルを獲得しました。ナムラクレアはまたもG1に届かず。ビクターザウィナーは香港馬の実力を見せましたが3馬身差の3着。数少なくなった未勝利G1のひとつということで金子真人オーナーがきていたとのことでしたがママコチャは8着。1番人気ルガルは10着。

昨年のスプリンターズS2着のあと香港スプリントは7着と敗れましたが、国内では実力上位だったということでしょう。ただ坂井の位置取りや抜け出す際のコース選択など好騎乗も光ったと思います。今日の馬場や枠順に泣いた馬もいることと思いますし、スプリント路線に君臨するというところまではいかないかもしれません。ナムラクレアあるいその他の伸びてくる馬たちと引き続きいい勝負を見せてほしいところですね。


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サウジカップ雑感 [競馬]

かなり眠くて起きていられませんでした。

正直なところブリーダーズカップで日本馬に先着できなかった馬がここで勝てると思っていなかったのですが、結果としてはBCクラシック7着のセニョールバスカドールが制しました。サウジクラウンが粘るところ、よく競り落としたと思います。大外を豪快に追い込んだウシュバテソーロが2着まで来ましたがわずかに届かず。どうしても展開に左右される馬ですが、中東の空気や馬場が合うのか今回も好走しました。ドバイWC連覇に向けては好内容と思います。デルマソトガケもそれなりの競馬をしましたがクラウンプライドは力不足でした。正直人気がなさすぎたので本命にしていましたが、馬場も合わなかったか。

12着のレモンポップは馬場が合わなかったにしても走らなさすぎたと思いましたが、レース後に歩様を乱しているという報道がありました。この日の結果にどこまで影響があったかはわかりませんが、いったん帰国のあとこの先のことを考えるということで症状次第では引退も視野にあるのかもしれません。


その他の日本馬ではサウジダービーのフォーエバーヤングとリヤドダートスプリントのリメイクが優勝、その他のレースでも上位を賑わせていました。この時期の国内は大きなレースがありませんので3着でもG3勝ちくらいの賞金は出るサウジを目指す馬は今後もレースが続く限り多く出るのでしょう。

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フェブラリーステークス雑感 [競馬]

有力馬がドバイを目指すなどで混戦となりました。極めて難解な一戦。ドンフランキーはいるものの全体としてはさほどペースは早くならないだろうと見て、中団よりやや前に行ってくれることを期待してキングズソードを本命に。

案の定ドンフランキーが逃げたものの、他にもついていく馬がいることはちょっと予想外でした。結果的に3F33秒9のペースを数頭が追う形となり、これではハイペース必至です。前に行った馬は苦しくなりそうに見えます。

直線に入ると先行勢でドンフランキーやウィルソンテソーロが粘るところに内からイグナイター、外からペプチドナイルが伸びてきます。しかしイグナイターは残り200くらいで失速、ペプチドナイルが先頭に。これに対してタガノビューティーが追いかけますが案外伸びず、その後ろから来たガイアフォースとセキフウが交わして上がってきますが前には届かず。キングズソードは行き場を探しながら上がってきますが、直線入り口で進路が確保できなかったことが響いて5着まで。ペプチドナイルが押し切ってG1初勝利となりました。

振るわなかったウィルソンテソーロやドゥラエレーデも含めて見ていてそこまで大きなミスをしたような人馬はイないように思われ、正直なところ今日の着順は展開のアヤではないかと思いますが、ハイペースを先行して4番手から押し切ったペプチドナイルは強い競馬だったと思います。藤岡祐介もうまく乗ったのではないでしょうか。今後が楽しみです。イグナイターは1600だと少し長い印象。ミックファイアは逆にもう少し距離があったほうが良さそうですが中央の砂はあっていそうに思います。悲観するような内容ではないでしょう。

ウシュバテソーロやレモンポップおらずレースとしては予想しがいのある面白いものでした。いたら違った結果になったのではないかとは思いますが、今日のレースがレベルが低かったとは思えませんでした。



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競馬ニュース雑感(1/9) [競馬]

「2023年度JRA賞」決定!年度代表馬はイクイノックス!

今年のJRA賞が発表されました。特に異存のある項目はない、というか仮に自分が投票するとしたらおそらくこの馬たちに入れているかなと思います。票の割れたところの自分の見解を書いておくと2歳牝馬は全勝を重視してアスコリピチェーノ、3歳牡馬は三冠皆勤+有馬の内容でタスティエーラ、4歳以上牝馬はGI2勝の実績でソングライン、スプリントはファストフォースが早々に引退していたのでママコチャ、ダートは本当に甲乙つけがたいものの南部杯の圧倒的なパフォーマンスを取る、という感じでした。一方でドバイWCの優勝を賞した特別賞は妥当と思いますし、パンサラッサに特別賞がなかったのもサウジCのレースレベルからみても妥当と自分としては考えています。


例によって少数投票は疑問に思えるものもありましたが、その中の一つスプリンターのリメイクについては東京中日スポーツの若原記者が見解をポストされていました。以下のポストに続くリプライをご覧いただければと思います。



個人的にはG3のコリアスプリントくらいしか実績のない馬にこの票はないなあと考えていたのですが、この理由なら理解できるかなあと思います。こういう考えた上での投票というのがあるべき姿で、こういうものを読める時代になったのはいい時代になったと思います。私は投票の参加者は一定のキャリアを持つ専門家としての見識が期待されて投票を委ねられているはずなのでなぜ投票したかの理由は当然あるべきだと考えていますが、公表を義務化されているわけでもないので、若原記者をはじめ見解を書かれている記者・トラックマンには敬意を表したいです。

一方で3歳牝馬や4歳以上牡馬が満票にならなかったことに関連して、どうもすべて選択肢の最上段を選んだだけなのではないかと推測されるような投票もありました。理由はわかりませんが、もし理詰めの検討の結果なら見解を聞いてみたいです。一方でもし正当な理由がないのならこの記者の投票資格については疑義を持たれても仕方がないんじゃないでしょうか。あと個人的には各部門の候補でGI馬が一頭でもいるのなら該当なしにせず選ぶべきと思いますが、この辺はいろいろ考え方はあると思うのでまあ。


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ホープフルステークス雑感 [競馬]

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休みを取っていたので中山に行ってきました。まあ、午前中顧客から直接に緊急対応依頼の電話があって行けるかどうか微妙だったんですが。なんとか片付けて外出。

1番人気ではありましたがゴンバデカーブース本命でいいかなと考えていたのですが、残念ながら感冒で取り消し。そんなに前に行く馬はいないだろうと思い先行した馬が有利になるはずということで本命は好枠から先行できそうなヴェロキラプトルにしました。

レースはヴェロキラプトルが想定通り前に行ったのですが、思った以上にアンモシエラが競りかけてきたところでヴェロキラプトルも引かなかったため、2F目のラップが10秒8と早くなりました。その後ペースは落ちましたが結果的に前に行った馬は苦しくなりました。

直線に入るとヴェロキラプトルは力尽き3番手辺りにつけていたシンエンペラーが先頭に。それほど迫ってくる馬もおらずこれで決まったかなと思いましたが外から一頭レガレイラが一気に伸びてきます。勢いのまま交わしてゴール。牝馬としては初めてホープフルステークスを制しました。

先行して押し切ろうとしたシンエンペラーがかなり強い競馬をしていると思いますが、切れ味としてはレガレイラのほうが上でした。個人的には今日の内容なら展開が変われば着順も変わりそうに思います。ただ、レガレイラが向かうことを表明した皐月賞では斤量差が2キロに広がるのでその分はレガレイラに有利でしょう。サンライズジパングは芝をこなせると思っていませんでしたが、ここまで走れるのであれば来年の進路の幅が大きく広がります。ゴンバデカーブースは2000mを試してみたかったでしょうし、ここで見られなかったのは残念です。皐月賞までにどこかのレースを使うのでしょうか。


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有馬記念雑感 [競馬]

本命はスターズオンアースでした。おそらくタイトルホルダーの単騎逃げのスローで前に行かないと厳しくなるのはルメールならわかるはずで前に行ってくれると考えました。他に逃げるとすればハーパーあたりかなと考えていたのですが、まあそんなこんなでペースが速くなったら仕方ないかなと。

レースはそのスターズオンアースが好発を決めます。ハーパーも前に行く素振りを見せましたが、結局はタイトルホルダーがハナに立ちました。スターズオンアースはそれを見つつ2番手の内へ。1周目4角でその位置でしたので距離損は殆どなかったでしょう。さすがはルメールでこの時点でもう大負けはないと確信しました。

その後タイトルホルダーが差をつけましたが後続は慌てて追うことなく追走。4角でもまだ先頭でしたが徐々に差が詰まります。内からスターズオンアース、後方から外を追い上げたドウデュースが3番手、そのあとにシャフリヤール、ジャスティンパレスや3歳牡馬はようやく中団まで。ここからタイトルホルダーが粘りますが坂上でついにスターズオンアースとドウデュースが捉えますが、2頭の競り合いはその少し前にドウデュースが決着をつけていました。ドウデュースが復活の優勝となりました。

タイトルホルダーは序盤にハーパーやスターズオンアースが行く気を見せた関係で1000m60秒4とペースを落としきれませんでしたが、最後までよく踏ん張ったと思います。引退レースで昨年の強さを取り戻したかのような内容でした。スターズオンアースは想定していた通りの競馬をしてくれました。多少この馬にとってはペースは速くなったかもしれずドウデュースに負けたのはその分もあるかもしれません。ただ素晴らしい競馬をしてくれました。さすがルメールです。ジャスティンパレスは位置取りが後ろ過ぎたかなと思いますが、同じような競馬をしたドウデュースに上回る要素のない完敗。シャフリヤールは香港除外の影響もなくいい競馬をしたと思います。万全の準備だったらもっと上もあったかもしれませんね。ソールオリエンスとタスティエーラはあまり見せ場はありませんでした。2キロもらってのこの内容は世代レベルの差と言われても仕方ないでしょう。

ドウデュースは不本意なレースが秋は続いていましたが、今日は快勝といっていい内容でした。ドウデュースが来るならばスターズオンアースのようにある程度前に行く形になるかと思ってたのですが、まくっての勝利は意外でした。やはり強い馬ですね。戸崎が悪いわけではないのですが、今日の内容を見ると万全でユタカ騎乗でイクイノックスと戦わせてみたかったと思います。この先はどうするのかわかりませんが、もうどこを勝っても種牡馬としての価値が大きく変わることはなさそうですし、馬主の願いの通り武豊の望むところに挑むことになるのでしょう。



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朝日杯フューチュリティステークス雑感 [競馬]

本命はタガノエルピーダでした。牝馬ではありますが、新馬戦の内容がよく、またさほどペースが上がらないのではと考えたので、すんなり前に収まって斤量が1キロ軽いのは有利ではないかと思ったためです。

セットアップやグリーンエアが先頭で逃げているところに、出遅れていたシュトラウスが一気に上がってきて先頭を奪いました。出だしは遅かったのに2F目が10秒9、3F目が10秒7と早くなりました。その後は12秒台に落ちますがこれで結果的に前に行った馬は壊滅。シュトラウスはどうなんですかね。マーカンドは枠順とかを原因に上げていたようですが、かかっていたように思います。タガノエルピーダはそれを見る位置で3番手、ジャンタルマンタルは中団の内、ダノンマッキンリーはその外。

直線に入ると、逃げていた馬たちを交わしにタガノエルピーダが外に出しますが、これでぽっかり空いた内をジャンタルマンタルが伸びてきます。脚色はこちらの方がよくそのまま先頭へ。外からタガノエルピーダがじわじわ伸びてジューンテイクやタガノデュードを従えて2番手を確保したかに見えたのですが、大外からエコロヴァルツが追い込んで2番手に上がりました。ただし追い込みもここまででジャンタルマンタルが優勝となりました。

エコロヴァルツは展開利があった後方勢でもっともいい脚を発揮しました。武豊の仕掛けるタイミングも良かったのでしょう。タガノエルピーダは強い競馬をしていると思います。4角でうまく内を回れれば2着だったと思いますが、どうあれ今日の展開ではジャンタルマンタルには勝てなかったと思います。とはいえ桜花賞に向けていい内容だったのではないでしょうか。

ジャンタルマンタルはロスなく立ち回って末脚を発揮しました。乗り役の意図通りに走れる完成度の高い馬だと思います。今日のメンバーでは文句なく上位ですが、この時点で来年の皐月賞の優勝まで考えられるかどうかとまだわかりません。個人的には、落ち度もなく乗り替わりとなった鮫島克駿にやや同情的ですが、今日のうまくコーナーを回った騎乗内容を見るとやはり川田は上手かったし指名される理由もあるとは思います。


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チャンピオンズカップ雑感など [競馬]

1番人気は南部杯を2秒ちぎって勝ったレモンポップでしたが距離延長が懸念されたことと、5連勝中のセラフィックコールやコリアカップを圧勝したクラウンプライドなどもいて人気は割れました。私としては衰えてる懸念はあるものの展開や枠的に有利になりそうなテーオーケインズから。

ドゥラエレーデなどが出を伺いますが大外から一気にレモンポップが先頭へ。前を見るようにテーオーケインズは4番手、クラウンプライドはその少し後ろの外目、セラフィックコールは後方から。1000mの通過は60秒9とさほど遅いわけでもないのですが、3F目の12秒9など比較的前の馬が楽をできていたように思われます。レモンポップとしては余力を持って直線に入り、後続を寄せ付けませんでした。2番手争いはテーオーケインズが一旦は2番手に上がったところにドゥラエレーデが食い下がり差し返したところに、後方から唯一追い込んできたウィルソンテソーロが豪快に交わして2着。セラフィックコールは後方から伸びずに11着。クラウンプライドは外目を回した影響か直線失速して12着。

ウィルソンテソーロは人気がなさすぎたので気にはなっていましたが中心視は出来ませんでした。唯一追い込んできましたので強い内容と言っていいと思います。原騎手も新婚に華を添える好騎乗でした。ドゥラエレーデは芝で不振でしたがダートのほうが合うのでしょう。テーオーケインズは万全の展開に松山も文句のない騎乗で、これで4着というのはおおまけではないもののかつての力を失ってしまったのかなと思います。ここ数戦同じような負け方をしていますし、東京大賞典に行く案もあるようですがこのまま引退になりそうです。セラフィックコールは後方のまま。今日は全く力を出していないと思います。

レモンポップは距離の懸念があったものの、自力でペースを作って乗り切りました。坂井の好騎乗もありますが、馬自体も力をつけていました。今日はかなり楽なペースが作れたので、これで中距離もとは行かないとは思いますが。来年はどうするのでしょうか。新設されるダートマイル路線ということも考えられますが、上半期は海外転戦ですかね。


・イクイノックス、パンサラッサ引退

イクイノックスの引退が発表されました。いくら有馬記念に秋三冠ボーナスの賞金が狙えるとしても、その後の種牡馬としての勝ちを考えると事故を起こす訳にはいかないでしょうから競馬ファンとしては見たかったですが、妥当な判断だとは思いますしそもそも予定通りの引退でしょう。父であるキタサンブラックが2000万円の種付け料で240頭近く配合されていますし、イクイノックスも人気を集めるでしょう。コントレイルの初年度が1200万円でしたが、そのくらいの種付け料は設定されそうです。

イクイノックス自体は競馬っぷりも姿かたちも好きな馬でした。諸般の事情で現役時代は応援する気にはなりませんでしたが、種牡馬としては頑張ってほしいと思います。

パンサラッサも予定通りの引退。近年屈指の個性的な馬でした。逃げのスピードが産駒に伝わるといいですね。ウマ娘の影響か一部で令和のツインターボと呼ばれていたようなのですが、流石にツインターボでは実績的に釣り合わないかなあ。まあ更に一部で言われていた令和のサイレンススズカは逆方向で釣り合わないですが。

それにしてもこの二頭ともクラブ馬なんですよね。イクイノックスなど売却金額まで考えるとリターンは出資の50倍は超えそうです。素直に羨ましい限りですが、この金銭面での成功に憧れて一口馬主始める人もいるみたいで。ただまあ、そういう目的が先に立ってしまうといろいろ現実を見つめることになりそうです。色んな人が書いていると思いますが、なかなか当たりを引けるものでもないですし、無理せずに楽しんでほしいですね。


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ジャパンカップ雑感 [競馬]

馬券としては面白くないのでイクイノックスが負ける展開を色々想定しましたが、唯一ありそうな内枠で包まれるというのもパンサラッサの出走でバラけそうで実現しづらく、これではもうどうしようもないだろうということでイクイノックスが本命でした。ひねる点はリバティアイランドが距離どうかなというくらいでしたので、そこくらい。

レースは予想通りパンサラッサが大逃げし1000m57秒4のハイペース。ただまあ、この馬は1頭別の競馬をしているので言い方は悪いですが全体の流れとしては無視する形になったのではないでしょうか。2番手のタイトルホルダーは61秒3くらいで1000mを通過、それを3番手でイクイノックスが追走しリバティアイランドとスターズオンアースがその後ろ、ドウデュースは6番手くらい。

3角くらいから徐々に前との差を詰め始め、4角でタイトルホルダーを交わすと、もうイクイノックスの独擅場になりました。後ろから追う馬もなく悠々と差を広げてゴール。2着争いは無理してイクイノックスを追わなかったリバティアイランドが前で粘り、スターズオンアースの追撃をしのぎました。ドウデュースは追ってきましたが4着まで。タイトルホルダーはバテきらずに5着に残りました。後方から足を伸ばしたもののダノンベルーガは6着まで。パンサラッサは12着。

スターズオンアースに対して2キロもらったからというのはあるかもしれませんが、それでもリバティアイランドは自分が思っていたよりも強かったです。一段の成長があれば、来年はこの中距離戦線では負けないのではないでしょうか。スターズオンアースも休み明けでもしっかり仕上がってましたし、来年も引き続きマイルから中距離で活躍できそう。ドウデュースも復活の兆しが見えてきました。

イクイノックスは理想的な展開だったのではないかと思います。包まれずに先行しなんの障害もなく力を出し切れば相手になる馬はいませんでした。操縦性と決め手を兼ね備えた文句のつけようのない内容だったと思います。まあ意地悪な言い方をすれば今回は1000m61秒台のスローペースを2番手から誰にも競られることなく抜け出しただけ(もちろん上がりはすごいタイムだけど)のレースですが、パンサラッサの大逃げがとてつもない勝ち方のように演出し飾りをつけてくれたようにも見えます。個人的には前走の天皇賞のほうがすごい競馬をしたように思いますが、語り継がれていくレースになるのはこちらになるのでしょうか。


ルメールやキムテツのコメントを聞く限りはっきりとは言わないもののこれで引退なのではないかと思いますが、どうなのでしょうか。有馬記念でも見てみたいと個人的には思います。


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マイルチャンピオンシップ雑感 [競馬]

セルバーグがまずハナに立つところ、マテンロウオリオンが競りかけ、更に外からバスラットレオンが先頭に立つということで、少し激しくなりました。2F目が10秒5と早くなり、4F目に12秒2と落としても前が残るペースにまではならなかったようで、先行勢は直線に入ると壊滅し後ろに位置した馬たちのレースに。
セリフォスあたりがまずは先頭に立つのですが前に行っていたためか伸びず、内から中団にいたソウルラッシュが先頭へ。追いすがるエルトンバローズの内に入ってジャスティンカフェも伸びてきます。しかし、これらを尻目に大外からナミュールが豪快な末脚で追い込んで一気に逆転。そのまま優勝となりました。一番人気のシュネルマイスターは7着。

ナミュールは結果的に最後に控えたことで展開利はあったと思いますが、それを差し引いても圧巻の追い込みでした。ここまで切れるとは思いませんでしたね。午前中の負傷でムーアから藤岡康太に乗り替わり、単勝9倍台から17.3倍まで落としていたのですが、それを見返すような鮮やかな勝利でした。テン乗りで得結果を出したことで藤岡康太の評価は大きく上がるのではないでしょうか。

シュネルマイスターはゲートで後手を踏み、さらにソーヴァリアントとの接触もあって力を出しきれませんでした。同じ位置にいたナミュールが勝っているわけですからちょっと言い訳のできない敗戦と思います。善戦は続けていますが、なかなか2つ目のG1に手が届きません。セリフォスは展開的には向かなかったと思いますが、8着に終わるのは意外でした。


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エリザベス女王杯雑感 [競馬]

三冠牝馬リバティアイランドはジャパンカップに向かい、秋華賞上位はハーパーのみ。ジェラルディーナも今年に入ってからは勝ちきれないということで、1番人気はローズS2着はあるものの重賞未勝利の2勝馬ブレイディヴェーグが集めました。

アートハウスの逃げは1000m通過61秒1と遅め。人気上位馬ではハーパーが3番手、ブレイディヴェーグが5番手、ジェラルディーナは出遅れたあとかかり気味に上がってその後ろくらい。遅いから前々で決まるのかなと思いましたが、しかし馬場の影響もあるのか先行勢は失速。直線でまず抜け出したのはハーパーでしたが、その直後から外に出してブレイディヴェーグが伸びてきます。中団からはルージュエヴァイユが差してきましたがジェラルディーナは伸びず。その後ろからは流石に届くような馬はなく、ブレイディヴェーグが優勝となりました。

ブレイディヴェーグは先行して堂々と押し切る王道の競馬で強さを見せました。上位を3歳が占めましたので牝馬においては3歳のレベルは高そうです。ただ、タイム的には平凡でした。このあと牡馬に伍して戦えるかどうかはなんともいえないところで、今後のレースを見極めたいと思います。

なお、私の本命はサリエラでした。上がり3Fは最速なので、末脚は行かせたと思いますが今日のペースで後ろから3番手では厳しかったですね。今日はだめでしたが、能力的にはどこかでチャンスは有るのではないかと思います。
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JBC雑感 [競馬]

リアルタイムで見ることが出来なかったのでいまさらですが。


・JBCレディスクラシック

展開的にヴァレーデラルナが楽に行けるかなと思ってたのですが、最後まで持ちませんでした。復活への道は険しいですね。

2番手から悠々と抜け出したアイコンテーラーが圧勝。しばらくは牝馬界では天下が続くかもしれません。ノーブルシルエットの進路を塞ぐなどかなり強引なまくりをかけたテリオスベルが一旦はアイコンテーラーに競りかけましたが、無理があったか最後は止まり中団から伸びたグランブリッジ、アーテルアストレアが2,3着。ただこの辺は展開一つでしょう。

・JBCスプリント

オッズ的にあまりに評価が低いと思ったのでダンシングプリンスに全力勝負でした……がスタート直後に落馬。躓いてどうにもならなかったのでしょうがないのですが、最後まで走ってたらどうでしたかね。少なくとも展開はかなり変わったと思うので残念です。

レースは2番手につけていたイグナイターが抜け出し、リメイクやリュウノユキナの追撃を凌いで悲願のJpn1初優勝となりました。兵庫所属馬のJpn1勝利自体も初ということでおめでとうございます。ミックファイアのこのあとの動向次第ではありますが、今年もNAR年度代表馬の有力候補ということになりそうです。


・JBCクラシック

テーオーケインズで堅いかなあと思っていたのですが、2番手から逃げるノットゥルノを一旦かわしたものの差し返されるいうのは予想外でした。

ノットゥルノは中盤しっかりペースを下げてうまく逃げたと思います。それが最後に脚を残せた要因でしょう。森泰斗が上手かったですね。これを3番手でみながら外に出して抜け出してきたキングズソードが4馬身差の圧勝。ここまで重賞勝ちもなく正直どこまで通用するかと思ってたのですが強い内容でした。メイショウハリオやウィルソンテソーロは前に迫ることは出来ず。

・JBC2歳優駿(Jpn3)

よくわからないのでグレーターロンドン産駒のダバイエスペランサを買っていました。北海道勢のなかでは巻き返せるかなと思ってたのですが、結局サンライズカップの上位馬には先着できなかったのでこのあたりが実力ということでしょう。

先団から抜け出したサンライズジパングを後方から脚を伸ばしたフォーエバーヤングが豪快に差し切り。以降は8馬身差がありこの2頭が抜けていました。ただまあ、この2頭も1勝目を上げた直後のレースということもあり、今の時点では他の馬との比較は難しいとです。この先のレースで真価を問いたいところです。


安藤勝己がレース後にツイートしていましたが、大井競馬場では直前に砂の入れ替えと深さを増やす(8→10cm)馬場の改修があり、それが各レースに影響したようにも思います。概ね中央の競馬場より地方の競馬場のほうがダートの砂は深く慣れていると思われるので、来年以降のダートグレード競走の改革を控えて大井競馬としてはなんらかの思惑があるのかもしれません。どういう馬に有利に働くのかについては、この先東京大賞典なども含めた大井のレースで注意深く見ていきたいところです。


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天皇賞(秋)雑感 [競馬]

仕事していたのですが中途半端な時間に終わったため、仕事していた場所から最寄りだったウインズ汐留でみていました。初めてだったんですが、汐留とはいえやはり旧新橋やその他のウインズと同様、いかにもなおっさんは多く見られちょっと安心しました。

新馬戦で馬に蹴られた武が故障で戸崎に乗り替わりとなりました。戸崎が悪いわけではないのですが、せっかくのイクイノックスとドウデュースの再戦で、ずっと乗ってきたユタカが乗れなかったのは残念です。騎手の技量の問題ではないんですよね。

レースはジャックドールが仕掛けて逃げ。競られたガイアフォースは2番手に控え、その後ろがイクイノックス。ヒシイグアスなどを間においてドウデュースはその後ろ。ジャックドールは全く抑えなかったためかなり速いペースに感じていましたが1000m通過は57秒7。まあここまでは普通のハイペースですが、ここからのペースが全く落ちませんでした。結果として前に行った組は崩れますが、これを3番手で追いかけていたイクイノックスには全く影響はありませんでした。崩れた先行勢を尻目に控えた組が脚を伸ばしますが、イクイノックスは悠々とゴールへ。勝ち時計は1分55秒2と一気に従来のレコードを0秒9更新しました。画面に表示されているタイムを見て流石に驚きました。

正直なところイクイノックスの強さだけが目立ちました。このペースで3番手で追いかけてラスト2Fを11秒4、11秒7(さほど追わずに)でまとめるような馬に勝てる馬はいないでしょう。もう国内でやることはないと思いますが次はジャパンカップのようです。今日の内容なら4キロ与えたとしてもリバティアイランドにも負けないと思いますが、はたして。反動とかなく無事に進んでほしいと思います。

上位と下位の差は展開の差でしかないと思いますが、ジャスティンパレスは2000で結果を出せたのはこの先の種牡馬入りを睨んで大きかったと思います。ドウデュースは遠征帰りの休み明けということで万全ではなかったのでしょう。そこでこのペースを追いかけたので結果自体は仕方ないと思います。どこかで巻き返してくれるでしょう。

今回のレコードはジャックドールの逃げのおかげだと思いますが、行かなくても中途半端でも結果は変わらないと思いますので思い切っていったのは勝ちに行ったものと見て私は評価します。正直、どうせため逃げするだろうと思っていました。宝塚記念でキタサンブラックに仕掛けた福永シュヴァルグランのように馬にとっても騎手(はシュヴァルグランから降ろされましたが、ここから引退までの5年は全盛といっていい内容だったので)にとってもなにかのきっかけになってほしいですね。

11年ぶりの天覧競馬(陛下自体は皇太子時代以来9年ぶりの来場)でしたが、見せつけるかのようにイクイノックスの勝ち方は強烈なものでした。久しぶりの競馬観戦に良い印象が残っていることとまたの来場を願っております。



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菊花賞雑感 [競馬]

仕事していてリアルタイムで見れませんでした。しかも新聞も持っていき忘れたのでろくに予想もできず……。ハーツコンチェルトからと、ナイトインロンドンを少し。

パクスオトマニカとリビアングラスが逃げるのを見ながらドゥレッツァが3番手。その少し後ろにハーツコンチェルト。人気どころはタスティエーラが中団でソールオリエンスとサトノグランツはその後ろ。1000m通過は60秒3と馬場を考慮しても少し速いと思いましたが、それでもドゥレッツァは先頭を伺ったりもします。向こう正面でペースが落ちたところで再度前を譲って3番手。この位置から徐々に仕掛けて4角すぎに先頭へ。ここからの決め手が素晴らしくあっさりリードを取りました。リビアングラスが粘るところその外からタスティエーラが伸びてきましたが、前との脚色の差はあり差は詰まらず。最後にソールオリエンスが外から伸びてきますが、これも前の脚色にも及ばない。ハーツコンチェルトやサトノグランツは伸びませんでした。結局3馬身半の差をつけてドゥレッツァの完勝でした。

タスティエーラとソールオリエンスのあとさきは距離適性の差ではないかと思います。今日は勝ち馬が強かったですが、2,3着を確保したのは流石はG1馬で、他の馬との力の差はありそうです。ハーツコンチェルトはもっとやれるかと思いましたが決め手にかける馬ですね。今後も相手なりに走りそうですが重賞勝ちにはなかなか手が届かないかもしれません。ナイトインロンドンは向正面で動いたあと前が壁になっていました。最後まで伸びていたからあの辺りがスムーズなら3着くらいまであったのではと思いますが、まあ鞍上のミスとまでは言わないですがもう少しねえ。

古馬1勝クラスの芝16でも1分32秒7が出ていたように高速馬場ではあったのでタイム自体を額面通り受け止めていいかはわかりませんが、ドゥレッツァはこのペースを前で乗り切って完勝というのは強い内容と言っていいと思います。素早く動いて突き放した4角の決め手も素晴らしくこの内容なら2400や2000でもやれそうです。この世代の牡馬にようやく楽しみな馬が出てきたと思います。次は有馬か来年かわかりませんが、有馬で見てみたいですね。



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秋華賞雑感 [競馬]

馬券の検討においては基本的には圧倒的人気はまず外すことを検討するのですが、今回はもうリバティアイランドでしょうがないと思っていました。一応取りこぼすとすれば展開にハマって差し届かないケースかと思いましたので、先行勢の中からソレイユヴィータとか買っていましたが、本線はリバティアイランド1着固定でした。

コナコーストがすっと前にでて、ラヴェルやハーパーなども前。リバティアイランドはこの後ろあたりの位置取りでした。まあ、この位置なら追い込んで届かないということはなさそうです。1000m通過は稍重とはいえ61秒9と遅く、前目の馬が有利そう。
三角をすぎるとリバティアイランドは外に出し上がってきますが、このときの進出スピードが圧巻でした。手応えよく大外を回ると、直線に入るころには先頭に立つ勢い。その後は川田もさほど追うことはないのに後続と差をつけていきます。ハーパーやドゥーラの2着争いに、最後にマスクトディーヴァが激しく追い込んできましたがリバティアイランドには及ばず。リバティアイランドが7頭目の牝馬三冠となりました。

マスクトディーヴァは素晴らしい切れ味でした。今日の内容は勝ち馬を除けば断然のものでしたが相手が悪かったとしか言いようがありません。ハーパーはオークスに続いての好走でこの世代の上位として定着しました。今日は14キロ増えてのものでしたし成長分もありそう。来年以降も楽しみです。

リバティアイランドはほぼ追うことなく先頭に立ち、最後はゆうゆうと流しての優勝。完勝といってよく着差こそ1馬身ですが実力差は明確です。同世代の牝馬には敵はいないことを再確認しただけでした。次走はジャパンカップという話もあるようですが、どこを選ぶのでしょうか。2400はオークスに勝ったとはいえ本来の適性よりは長いと思いますが、牡馬との対決は楽しみです。


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凱旋門賞雑感 [競馬]

凱旋門賞

グリーンチャンネルのゲストに来ていた武豊が羨むほどの好天でした。こんな馬場でやりたかった過去の参戦馬はさぞや多かろうと思います。

レース自体は先団から抜け出したウエストオーバーを、後方4番手の外から豪快に差し切ったエースインパクトが6戦無敗で制しました。素晴らしい切れ味でしたね。強かったです。

スルーセブンシーズは後方3番手あたりを進んだものの直線では最後方。しかも前は馬が多かったのでこれは苦しいかと思いましたがうまく馬群をさばいて4着。善戦だったと思いますし、2分25秒50と早めになった馬場も味方したのでしょう。陣営はかなり悔しそうでしたが、見ていて久しぶりに手応えを感じる凱旋門賞でした。ハーツクライ産駒のコンティニュアスも5着と好走しましたし日本馬・日本血統でもやれるというところを見せました。

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スプリンターズステークス雑感 [競馬]

もう秋のG1シーズンとか1年早すぎるんですが。

前に行く馬がそれなりにいてハイペースになるのではないかと思っていました。後方からの馬はどれもチャンスがありそうですが、馬券は追い切りが割とよく人気が全く無いので見限れなかったナランフレグから総流しということにしました。

ジャスパークローネが逃げ、ママコチャやテイエムスパーダ、モズメイメイといったあたりが前へ。600mは33秒3だから、予想よりは少し遅かったもののそんなに遅くはないペース。しかし、比較的前目につけた馬たちがそのまま直線でもせりあう形になりました。粘るジャスパークローネを目標に内を突いたマッドクールとそこから伸びてきたママコチャの争い。ナムラクレアはそこから少し遅れを取り、後方の馬が追い込んでくる展開にはなりませんでした。頭の上げ下げになりましたが、ゴールの点ではママコチャの頭が下がっており優勝となりました。

昨日のメインなども内を突いた馬が穴を開けており、今の中山の馬場は昔のように悪化しないので、前半のペースが数字上は速くても内が止まらず前が残りやすいのでしょう。結果として先行勢の争いになりました。ナムラクレアは結局前を凌駕できるような末脚は発揮できず、今回も惜しいところまで。メイケイエールも見せ場はありましたが伸びきれませんでした。

3歳は見せ場なく、メイケイエールを除いて上位を4歳馬が占めているので、来年に向けてもこの世代が引っ張っていくのでしょう。ただまあ、タイム的にも例年と比べて早いわけでもなく、香港スプリントで上位争いできるレベルかと言われると懐疑的です。またマイルCSあたりに向かってマイラーに伍して優勝争いできる馬がいるかどうかも、ちょっと厳しいかなと思います。



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訃報 [競馬]

48歳で逝去の左海誠二調教師は急性心筋梗塞 船橋競馬が発表

先ごろ調教師となり、懇意の馬主とこれからの目標などを話していたことがTwitter[とかでも流れていたので、この報は正直なところ信じられませんでした。ジョッキーとしても桑島石崎の次の世代の船橋の顔的な存在でした。調教師としても楽しみだっただけに悔やまれます。

ご冥福をお祈りいたします。

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競馬ニュース雑感(8/9) [競馬]

昨年の菊花賞馬アスクビクターモアが熱中症による多臓器不全で急死

ご冥福をお祈りします。菊花賞は好ラップでの優勝でした。今年に入ってからは不振でしたがどこかで立ち直るとも思っていたのですけど残念です。

もちろん馬だって暑いのは苦手なわけですが、夏の暑さが目立つ昨今でもこれだけの一流馬が熱中症でというのは聞いたことがなく珍しいケースだとは思います。放牧先は山元トレセンのようなので、その辺の管理ができないところではないでしょう。なにか弱い部分があったのでしょうか。おそらくはそのあたりの確認も行われるでしょうし、今後に生かされてほしいと思います。


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競馬ニュース雑感(7/31) [競馬]

【キングジョージ】最下位のオーギュストロダン異常なしか、獣医師「報告することは何もない」

英愛ダービーを制したオーギュストロダンでしたが、キングジョージは途中で負うのをやめ最下位に沈みました。故障などはなかったようで何よりですが、あそこまでヒドイ内容になったことには理由があるのでしょうか。アスコットの馬場が合わなかったにしろ、そこまでエプソムやカラと違うんですかね。

次走は愛チャンピオンSとの報道もありますが、このキングジョージの内容だとダービー勝ったとはいえ12Fは長いという判断がなされたのですかね。いずれにしても無事に行ってほしいと思います。


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競馬ニュース雑感(7/3) [競馬]

英愛ダービー制覇オーギュストロダンが上半期の欧州最強馬決定戦キングジョージの1番人気

英ダービーを制したオーギュストロダンが愛ダービーも制しました。日本産の種牡馬から英愛ダービー馬が出るのだからすごい時代になったものだとは思います。

次走はキングジョージのようですが、キングジョージ(というか12ハロンのレース自体もですが)は近年地盤低下が激しいので欧州最強馬決定戦と言われると微妙な気もします。とはいえクラシックディスタンスの王道を進むのでしょう。その先に凱旋門賞が待っていると思いますがスルーセブンシーズの前に立ちはだかることになるのでしょうか。


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宝塚記念雑感 [競馬]

海外からの復帰は必ずしも力を出せないことも多いため色々考えましたが、それでも予想はイクイノックスで仕方ないかという結論でした。あとはダノンザキッドからも少し買いましたが、これは多少の贔屓目で。

ユニコーンライオンが外からハナに立ち、4,5頭がそれを追う展開でイクイノックスは前に行くのが難しくなりました。この時点でルメールは先行するのは諦め後方からの競馬を選択。後ろから2頭目でした。有力馬ではアスクビクターモアは先行争い、あとの馬は比較的後方に位置していました。ペースは1000mの通過が58秒9と少し早め。位置争いが激しかったためか先行勢は苦しくなりましたが、前の馬たちは固まっており馬群を縫うのは難しく、3角から進出を始めたイクイノックスは大外を回すことを選択。

中団前目にいたディープボンドや先に仕掛けたジェラルディーナなどが前に行きますが、一完歩ずつ差を詰めたイクイノックスが先頭へたちます。これに追いすがるのがジャスティンパレスでこれで決まったかと思いましたが、最後に追い込みにかけたスルーセブンシーズが先行馬が沈んだ馬群をさばいて追い込みます。素晴らしい脚色でしたがクビ差まで。イクイノックスの優勝となりました。

スルーセブンシーズは自分としては侮っていました。追い込み有利となった展開の中で最後まで脚をため良いコースを通したという点でジョッキーの好騎乗と言っていいのではないでしょうか。今日は池添が上手かったと思います。ジャスティンパレスはイクイノックスと一緒に上がった分スルーセブンシーズに比べて距離損があった感。まあ、それでも2番手は死守できると思ったのですが。ジェラルディーナは結果的に3角で先に上がったことが裏目になった感。ただ大外を回すリスクを思えば仕掛けたことは理解できます。ディープボンドは好調だったと思うのですが展開が向きませんでした。あそこより前でも後ろでもこの馬にはよくなさそうです。ドゥラエレーデは2番手から競馬したものの直線は失速。展開利がなかったのは間違いないですが、5キロもらって10着は微妙な内容です。安田記念同様、現時点ではこの世代のレベルは低めの評価になると思います。

イクイノックスは苦しい競馬を乗り切りました。後方2番手まで下げて大外ぶんまわして追い込み。能力に自信がなければ選択できない競馬でした。スタート直後にそれを判断したルメールの決断力と、その決断をさせるだけのイクイノックスの能力の賜物だと思います。着差はともかく、内容は完勝でした。秋は国内なのか海外を志向するのかわかりませんが、やはりどこかでドウデュースとの再戦を見たいですね。


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競馬ニュース雑感(6/6) [競馬]

GI制覇騎手の父親、競走馬の共同購入費を水増しして詐取「息子を騎乗させると言われた」

(当初は騎手の名前出てましたけどふせられてますね)
購買馬に手数料を乗せて売却したということなら馬喰というかピンフッカーというかわかりませんがよくある話なのではと思ったのですが共同購買の費用の水増しでということになると流石に信義もクソもない感じです。息子の信用も借りての行為だけに流石に酷いなというところですね。


国内外芝G1・9勝馬アーモンドアイが史上35頭目の顕彰馬に選定 得票率96・6%

去年顕彰馬に選ばれなかったのがかなり批判されたためか、今年は満票に近い得票となりました。一発ツモで選ばれなかったのがあり得なかったわけで妥当な選出です。私は2番手のコントレイルも一発ツモで良かったと思いますが、まあ来年は選出されるでしょう。

今年から選出候補から外れたステイゴールドが3票入っていたことが話題になっていました。JRA賞もそうですが、個人的に何に投票する・しないという部分はきちんとその理由が説明できることを前提に競馬報道に一定のキャリアを持つプロの見識に委ねられる部分だろうと思います。ただ選出対象を誤るというあたりはどうあれプロとして失格なんじゃないですかね。アーモンドアイが選ばれなかったのはアーモンドアイが対象に含まれることを知らなかった人がいたからという記事が昨年ありましたが、もし本当にそうならルールが把握できていないような人は投票権剥奪してもいいと思います。

まあそもそもの問題として以前も書いたように顕彰馬はもっと増やせばいいと思うのですよね。G1(Jpn1やJG1も含む)を4勝以上した馬は自動で選出、3勝でも◯◯三冠みたいな馬は記者投票を経ず自動で選出、それ以下で競走成績が目覚ましい馬(サイレンススズカなどを想定)や繁殖実績もあわせて素晴らしい馬(エアグルーヴとかベガとか)などについては選考委員会等の何らかの方法で選定した上で投票、くらいでいいんじゃないかと思います。コントレイルはふさわしくないというような馬の能力評価はサラブレッドランキングやフリーハンデにまかせておいて、一定の条件に至ればガンガン選出すればいいんじゃないですかね。


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安田記念雑感など [競馬]

【英ダービー】ディープインパクト産駒最終世代が歴史的快挙!オーギュストロダンV

ディープインパクトの最終世代は12頭。どうやら日本での最終世代はクラシックを勝つことはできなさそうですが、海外、それもダービーステークスでの達成ということで、やはり快挙といっていいでしょう。種牡馬の墓場と言われた日本に海外から種付を求めて繁殖を送り込まれる種牡馬が現れ、欧州の大きなレースをいくつも勝っているというのは、何度か書いていますが日本競馬の到達点を示す金字塔の一つと言えます。

一方で、欧州においても米国などと同様にミドルディスタンスの重要性が高まり、クラシックディスタンスの地盤が低下してきているという現実もあります。近年英国ダービーから種牡馬として成功している馬はほとんどいませんし、バーイードの選択肢を見ても分かる通り、キングジョージは見向きもせず凱旋門賞も袖にしたように選択肢から外れつつあります。そうしたなかでいまだクラシックディスタンスや更に長い距離が比較的元気な日本種牡馬(とりあえずはディープインパクトだけかもしれませんが)の実力が、この距離においては欧州の種牡馬を凌駕しつつあるのかもしれません。

あとはこうした結果を見ると日本の血統が、向こうに通じないということではないのでしょう。凱旋門賞に勝つために必要なもの、あるいは欧州と日本の育成や調教の違いが見えてくれば。勝てるようになるかこだわらなくなるかどちらに向くかはわかりませんが、また向き合い方も変わってくるのではないでしょうか。


・安田記念

土曜の昼間で降り続いた大雨の影響がどのくらいあるか気になっていましたが、その後の晴天で良馬場まで回復しました。天気のおかげにしろ東京競馬場の水はけも凄いものですね。

展開的にはやや早めになると思い、大外ではありましたが中団あたりからうまく立ち回れそうなソングラインが本命でした。相手はマイルの実績馬を中心に。

ウインカーネリアンを前にジャックドールが2番手、ソダシやセリフォスはその後ろ辺り、ガイアフォースやソングラインは中団、シュネルマイスターはかなり後方からという位置取り。800m通過は46秒0、1000m57秒6とそこまで速いペースではありませんでした。それもあって直線に入っても前にいたジャックドールが抜け出して粘ります。ソダシが追うも差を詰められそうな手応えはなく、その後離されます。この2頭の狭い間をセリフォスがこじ開けてジャックドールを交わしますが、手間取った分時間がかかり外から追い込んできたソングラインは抵抗できませんでした。最後に追い込んできたシュネルマイスターもセリフォスまでは届かず3着まで。ソングラインが連覇を果たしました。

ソングラインは理想の展開になったのではないかと思います。直線も着実に伸び、やや内には刺さっていましたが最後まで脚色は衰えませんでした。完勝と言っていいでしょう。セリフォスはもう少しスムーズに抜け出していれば更に差は詰まったと思いますが脚色は明確に差がありました。シュネルマイスターはもう少しペースが早くなる見込みだったのかもしれません。上がり3F32秒8はメンバー中で抜けた最速でしたが、マイラーズCのときと異なり相手が強く前も止まっていないのでこうなってしまいますね。ジャックドールは自分は無印だったのですが手応えよく直線でも逃げていたので肝が冷えましたが最後は差されました。今まで2000しか走っていないので初戦からよく頑張ったとも言えますがペースの割に決め手で劣ったように見えるので、逃げるにせよ控えるにせよもう少し距離があったほうが良さそうです。

3歳馬はシャンパンカラーが14着、ドルチェモアが18着と惨敗。4キロもらってこれでは世代レベルについて疑問符がつく形になると思います。なので秋に向けても今回の上位陣の争いになると思いますが、ソングラインがこの2走の内容を見る限り少し抜け出していると思います。

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ナイスネイチャを送る [競馬]

ナイスネイチャ35歳で死亡 有馬記念3年連続3着の個性派 存命中のJRA重賞勝ち馬で最高齢

ナイスネイチャが亡くなったとのこと。5月に入り体調を崩したようで繋用先のツイートでも予断を許さない状態であることが報告されていましたが、今日この世を去ったということでした。35歳というのは大往生で、記録に残っている中では4番目の長寿だったようです。

ナイスネイチャの世代は私が初めて見たクラシックの世代なのでやはり思い入れがあります。現役時代はシャコーグレイドが何度も苦杯を喫した相手なので悔しさしかなかったのですが。京都新聞杯とかは柴田善がうまく内を突き手応えも十分で、直線で勝てたと思ったんですけどね。まあ相手が一枚上でした。

G1には手が届きそうで届きませんでしたが、上位を争うようになってから長くその力を維持していましたし今のように海外まで含めて路線が細分化された時代ならどこかで勝てたのではないかという気もします。めぐり合わせが悪かったとは思いますが、それ故に多くのファンの人気を受けた面もあります。今に至るまで多くの人の注目を維持してきました。最晩年はウマ娘の影響もあって再度注目を集め引退馬協会の広報部長としても活躍しましたし、なかなかこういう馬生を送る馬は出てこないでしょう。偉大な馬だったと思います。そのすべてが語り継がれてほしいです。

シャコーグレイドの項でも書きましたがサラブレッドの多くは不幸な死の前には平等です。多くの場合それはおとずれる時期の違いでしかないのですが、ナイスネイチャという馬は長生きすることで自分以外の多くの馬を救うことになりました。なかなか勝ちきれない馬でしたが、長寿という意味では他の同期が遠く及ばないくらいの圧勝でしたね。我が愛しき1991年クラシック世代も、おそらくこの馬が真の意味で最後の1頭だったでしょう。このニュースを聞いて時間の流れを思いしばらく感傷的になっていました。長い間お疲れ様でした。ご冥福をお祈りいたします。

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