競馬ニュース雑感（1/18）

・ディープインパクト、ＷＴＲＲ芝部門で1位

17日に発表されたワールドサラブレッドレースホースランキングで、ディープインパクトが127のレートで芝部門の1位になりました。全体の1位は米国のインヴァソールInvasorで129。ディープインパクトは他に長距離（2800+）でも123で1位となっています。いずれも日本調教馬としては初。他では、ハーツクライが124、アドマイヤムーン、ダイワメジャー、ドリームパスポートが121、デルタブルースが120で上位に。

有馬記念のレートが欧州の主要G1を上回る日が来るとは、何年か前までは想像も出来ませんでした。正直、ディープインパクトのベストパフォーマンスは春の天皇賞で（126くらいでも良かった）、秋のレースはタイムとかから過去と比較してもそこまででもないと思うんですが。有馬で127なんて明らかに高すぎだと思うんですけどね。前々から書いているとおりJRAのハンディキャッパーはレートが控えめだったので（ただし、世界一公正なレートをつけているとは思う）このくらい強気でもいいのですが、このちょっと前なら無茶とも思えるレートを受け入れさせるくらいディープインパクトの力を各国のレーティング担当が認めたというところに日本競馬史に残る価値があるのでしょうね。ハーツクライが向こうでも結果を残したことやパート1になったことで下地は出来ていたのだろうとは思いますが、ダイワメジャーあたりのレートから考えると、日本の競走馬のレートを05年以前と比べて2-3ポイント引き上げることになりそうです。もちろん、過大評価ではなく実勢をあらわしていると思います。

それと2頭でちぎった割りにメルボルンカップのレートが押さえ気味なのはマカイビーディーヴァMakiby Diva引退後のオセアニアの水準が低いってことなんでしょうかね。まあ、デルタブルース自体、メルボルン以外の成績がいまいちなので、単独で評価は出来ないということかもしれませんが。この偉業がJRA賞やレーティング的にやや報われなかったことで後に過小評価されないと良いのですけど。