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凱旋門賞雑感 [競馬]

引いたのか引かされたのかアウェー感を感じる大外枠。こうした時日本ではわざと出遅れて内に入れ、するすると前へみたいな伝説があったりしますが、あちらではそんなことはなく見ている限り内に入れる隙は全くありませんでした。このあたり、生産や育成は欧米に近づいてきたと思うのですが騎手の力量にはまだまだ彼我の確かな差があるように思われます。ただし、そんななかオルフェーヴルは変な素振りも見せず後方で膨れることもなくピッタリとコーナーを曲がってレースを進めました。さすがはスミヨンです。手応え良く回ってきて徐々に進出しフォルスの出口で一気にスパート。直線あっさりと大きな差を築きます。この切れ味を見せだだけでもオルフェーヴルはすごい馬だと思いますが、正直この時点で勝ったと思いました。しかし、その後馬の癖か疲れで脚が上がったのか、大きく内によれます。スミヨンは右ムチを入れ必死にまっすぐ走らそうとしましたが、もう一度よれて最内に。そこにうちで脚をためていたペリエのソレミアが襲いかかります。これに抵抗する余力はなく、オルフェーヴルは2着でした。

まあ、一頭出来も騎乗も完璧だった馬がいただけで仕方ないといえば仕方ないのですが、抜けだしたときの脚があまりにも鮮やかだったためもったいないという気持ちが強いです。勝ったのが日本に縁の深いペリエだったというのもその思いを強くします。見ている限りジョッキーに非はないというか全く問題ない騎乗で、調整過程や出来も問題があったようには見えず、やっぱりオルフェーヴルは難しい馬だなあという印象です。阪神大賞典で内斜行した際には池添の問題だと思ってたのですが、このレースを見る限り池添のせいだけじゃなかったのかもしれませんね。来年どうするのかわかりませんが、3着には7馬身差をつけ十分に力は見せたので、また大きな舞台に挑むことを期待したくなりますね。

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