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皐月賞雑感 [競馬]

三強対決と言われていましたが、きさらぎ賞の内容が圧巻だったサトノダイヤモンドと、マカヒキに敗れたとはいえ中山での乗り方をいろいろ想定していたように見えるリオンディーズの一騎打ちかなと思っていました。とはいえ、ペーパー関係と一口馬は買って負けるより買わないで勝たれるとダメージが100倍違うのでディーマジェスティとマウントロブソンからの単複馬連と三連複二頭軸を買いました。ただディーマジェスティは明らかにできが良く見えたので一角崩しの期待はしていました。

朝からの強風と雨でしたが馬場は良のまま。ただ500万の芝12が1分9秒5とややかかる割に、9Rの1000万下芝20は2分0秒1とまずまずのタイムで、強風と合わせてどう解釈すればいいか難しい馬場でした。その辺りも各馬に影響を与えた気がします。

ディーマジェスティはやや出遅れて外に寄れるなどして後方から。「蛯名またかよ」とこの時点では思いましたが、リスペクトアースの宣言通りの逃げにリオンディーズが食いついていく感じでペースが上がります。1000mは58秒4でスタンドでもどよめきが上がるハイペース。この時点で後方6番手くらいにいたディーマジェスティの手応えがかなり良く見えたのでこれは伸びるという確信は持てました。直線に入るとリオンディーズが先頭に立ちマウントロブソンもついていきましたがさほど伸びず。サトノダイヤモンドがぬけ出すかに見えましたが、外から一気にディーマジェスティが伸びてきます。坂の途中で並ぶと坂上であっさり突き放しました。更に後方からマカヒキも伸びてきましたが及ばず。ディーマジェスティが堂々と三強を破って最初の一冠を制しました。

正直なところ三強とは力の差が少しあるかなと思っていましたが、今日の内容を見る限り自分が思っていたよりもずっと強い馬だったようです。とにかく安定して末脚を発揮できますし、過去の内容を見ても東京を苦にすることもなく血統的にも母父ブライアンズタイムに母母父がサドラーズウェルズ、祖母はジェネラスの妹と2400は問題ないはずで、今年は相手が強いので確信はもてませんが、ダービーでもいい勝負はできるでしょう。次はマークもきつくなると思いますが、本当に楽しみです。

マカヒキもよく伸びる馬で自分が思っていたよりも強い馬でした。ただ、これ以上前に行けないのであれば世間で言われるほど簡単には逆転できないと思っています。サトノダイヤモンドは器用に立ち回りましたが、風や雨で読みにくいペースになって難しい競馬になったように思います。今日は不利もあったのでやはりダービーでは怖いです。エアスピネルも同じ評価ですが、今回も三強のうしろというのはそういう力関係かなとは。リオンディーズはかかっていってしまったということのようで、そういう理由だと次もどうなのかなという気もします。降着に関しては、パトロールビデオを見るとデムーロの手綱さばきで外によれた上に修正動作がないので騎乗停止は妥当だと思いますが、それだけだと今の基準では降着は厳しい気もします。ただ、なぜかゴール後にマウントロブソンのベリーがデムーロに食って掛かったそうで、どうやら向こう正面で何度か2頭がぶつかっていたらしくそれとの合わせ技かも知れません。そのマウントロブソンは前に行った分苦しくなりましたが、前述の不利も含めると健闘でしょう。直線入った時点では指名馬二頭で決まる夢も見ました。これも次走はダービーだと思うので頑張って欲しいです。


それにしても強風の中行った甲斐がありました。重賞2勝がそれぞれ単勝22倍、30倍と本当に頭が上がらない素晴らしい馬です。蛯名とともにぜひダービーでも結果を残して欲しいです。いろいろ思い入れがあり25年前の蛯名のダービー初騎乗は覚えています。蛯名については外国人騎手や地方出身騎手への態度について批判することもありますが、それを振り切るためにもそろそろ勝とうぜ。あの時「勝ちます」と宣言したダービーに。

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