SSブログ

大相撲大阪場所雑感 [その他]

手負いの稀勢の里が号泣V「苦しかった分うれしい」

稀勢の里と照ノ富士の本割は、稀勢の里が右に変化した最初の立ち合いが不成立となりましたが、改めての立ち合いも今度は左に変化し主導権を取りに行きました。それでも照ノ富士が右を差し、寄り切る形を作りかけたのですが勝ちを焦ったのか体制が低くなったところを稀勢の里の投げを喰らいました。これで2敗で並んで決定戦に。右手一本でしたが、良く投げが決まったものだと思います。
決定戦も照ノ富士が差して有利に見えたのですが、稀勢の里は落ち着いていました。焦らずに小手投げにいくとまたも投げが決まり、逆転優勝となりました。

正直今日はもう消化試合になると思ってました。13日目の故障はそのくらい重傷だと思うので。その故障もあるので本割の変化という戦法を取ったのかなと思いますが、その選択肢を選べる程度には随分と精神的に余裕が出たものだと思います。稀勢の里が今日の照ノ富士の立場だった2015年秋場所は、鶴竜の二度に渡る変化を食らって敗れ優勝を逃しました。そのときにおそらくは非難されることはわかった上で変化した鶴竜をみて「その度胸こそが優勝なり横綱になるための要件であるのなら、稀勢の里の今も納得できるところではあります」と書いたのだけど、稀勢の里も勝負に対してシビアになれるようになったのかもしれません。変化自体は個人的にはあまり観たい相撲ではないので、次は怪我を治して真っ向からぶつかって勝ちに行ってほしいと思います。

…まあ、前日に叩いて琴奨菊に引導を渡した照ノ富士は、本割での変化もこれが相撲だとわかっていると思います。ようやく復活が見えてきたようなので、また来場所頑張って欲しいですね。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0