朝日杯雑感

・朝日杯フューチュリティステークスはサリオスが3連勝で戴冠

ビアンフェがハナを譲らないという意思を感じさせるスタートダッシュで一気に先頭に立ちペースを上げます。800mの通過が45秒4と先週の阪神JFよりも速いペースで進みますが、流石に早かったようで直線に入る頃には脚色が鈍り、3番手につけていたサリオスが前へ。そのまま先頭に立って後続を引き離します。
一方、後方につけていた馬たちが展開を受けて上がってきます。その中でも後ろから4番目あたりにいたタイセイビジョンの手応えがよく、これはもしかしたら差しきれるかもという勢い。一瞬、武豊がついに朝日杯を制するかと思ったのですが、サリオスの手応えのほうが上でした。残り1馬身くらいのところから再び突き放して1着を確保。もう後続にさせる脚は残っていませんでした。

今年はハーツクライ産駒の当たり年と言われていますが、その中でも本命核と言っていいでしょう。前走のサウジアラビアロイヤルＣいちょうＳでもレコードで勝ったように高いスピードをもっている馬ですが、母はドイツオークス馬、母父ロミタス、母母父タイガーヒルとスタミナもありそうですし、単なる早熟とは思えません。どんな馬になるのか来年が楽しみです。

本命はタイセイビジョンでした。直線では勝てるかもと思ったのですが、完敗といっていい内容。ユタカは朝日杯には縁がないですね…。相手が悪かったという惜しい負けが多いです。