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ダービー雑感 [競馬]

安全策を取っても問題なく勝てるだけの実力を示したコントレイルはほぼライバルに対して勝負付けを済ませた感があり、文句なく本命でした。相手もサリオスだけでいいと思いましたが念の為にマイラプソディ、ヴェルトライゼンデ、ダーリントンホールを馬単2着、三連単3着の抑えに。

今日は青嵐賞で2分24秒6、むらさき賞も1分46秒0と昨年ほどのタイムは出ずそんなに速い馬場ではなさそうな状況。とはいえ、ウインカーネリアンの逃げは1000m61秒7とかなりのスロー。これを見かねたマイラプソディがまくって先頭へ。結果として勝ち負けにはつながらなかったものの、この仕掛はやる気のあるときの横山のもので、面白くしてくれたと思います。とはいえコントレイルは3番手の内でがっちり。流石にもうミスはなさそう。

直線に入ってコルテジア、ディープボンドなどが前へ。それを見ながらコントレイルがゆっくりと外に持ち出して抜け出してきます。かなり外まで進路が広がったので中団から追い込んできていたサリオスとの併せ馬になるかと思ったところもあったのですが、そこからもうひと伸びして勝負あり。コントレイルがディープインパクト以来15年ぶりの無敗の二冠を達成しました。2着は内から追い込んできたヴェルトライゼンデをサリオスが悠々と抑えて確保。

同馬主2頭のアシストもあり、コントレイルは極めて楽に競馬ができました。もちろん実力も抜けています。コロナウイルスの状況を考えると秋の海外遠征はないでしょうから菊花賞へ向かうでしょう。無敗三冠のイメージも濃くなってきました。サリオスも普通の年なら中団から鮮やかな差し切りでダービー制覇という感じだったと思うのですが、前に強いのが1頭いたという感じです。ただ、昨年朝日杯で予想したとおり成長力も距離も問題はなさそう。コントレイルの今日の直線の外への出し方とかがあまり好きな感じではなかったので、個人的には菊花賞で逆転の可能性もあると考えています。3着とは明確な差があり、上がり馬がいなければ菊花賞も一騎打ちではないでしょうか。

ヴェルトライゼンデは勝てないけど相手なりに走りますね。今後もこんな感じで走ってG1は厳しいかもしれませんが、おそらくどこかで重賞は勝つのでしょう。サトノインプレッサはNHKマイルの凡走から巻き返しました。短いよりは長いほうが良さそうですしやはり走る馬という印象。負けはしましたが見せ場を作ったマイラプソディは評価したいです。そしてインプレッサ、マイラプを捨ててサトノフラッグを選んだ武豊さん……とはちょっと思います。どうしてこうなった。


父ディープインパクト以来の無敗の二冠をあっさり決めたということで、一気にディープインパクト最良の産駒という評価を得つつあるコントレイルですが、この先のレースでどれだけのものを見せてくれるのか、まずは無事に秋を迎えてもらって楽しみにしたいと思います。


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