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大阪杯雑感 [競馬]

高松宮記念とドバイについては、ちゃんと見ることができていないのでそのうち見て別項で。

三冠馬コントレイルにグランアレグリアとサリオスが挑む構図で好カードとなった大阪杯。ウマ娘から入った人にも見どころのあるレースが提供されたと思います。売上も注目を受けて前年比35%増の162億円と大幅に伸びました。

生憎の天候で昼過ぎから大雨となり、9Rの2勝クラスの芝2000mの勝ち時計が2分1秒4と通常よりも2秒近く遅い馬場。この道悪が明暗を分けました。レースはレイパパレが先頭に立ち、サリオスは2番手。グランアレグリアはそのやや後ろにつけ、コントレイルは中団の後ろ。1000mの通過は59秒8で、この雨の中ではかなり速いペースだと思いますがレイパパレは快調に逃げます。サリオスは3コーナーで手応えが怪しくなり始める中、その外をグランアレグリアとコントレイルが上がっていって直線へ。しかし、レイパパレの手応えは変わらず、差を詰めさせません。コントレイルもグランアレグリアも直線でもがく中、ゆうゆうと逃げ切りました。一方、コントレイルはなんとかグランアレグリアには先着するものの、外から追い込んだモズベッロにかわされて3着。サリオスはそこから遅れて5着でした。

レイパパレは無傷の6連勝で初のG1勝ち。今日の内容は道悪の巧拙の差が出たと思いますが、ハイペースでしたし展開に恵まれた印象はなく、そのなかでコントレイルとグランアレグリアを相手に勝ったことは高く評価していいでしょう。トップクラスをまとめて破った今日の内容を出せるなら、秋華賞を除外されていなければというIFが今後語られていくのでしょうが、まあそれはトライアルを使わなかった陣営が悪いのでデアリングタクトにケチをつける以前の問題です。しかし、これで今後はG1戦線を歩んでいくことになるでしょう。次は良馬場で見たいところです。

モズベッロは展開がハマった感じがありますが上位に来るだけの状態の良さがあったのでしょうし、ペースが速い中でスタミナが問われる展開になったのが良かったのでしょう。グランアレグリアは最後に止まったところを見ると逆に2000mはちょっと長いのかもしれませんね。ただまあ想定以上の道悪で余計にスタミナを使っているかも。サリオスは本命にしてましたが流石にがっかりの負け方でした。敗因は距離ではないと信じていますが、そうだとすると完敗としか言いようがないですね。

コントレイルはコーナーですっと上がっていったあたりでは、やっぱりこの馬が勝つのかなと思いましたが、直線は思ったほど伸びませんでした。重というよりは不良に近い多量の水を含んだ馬場でしたし、16キロ増など実力を出しきれない要因もあったのかもしれません。ただまあそれなりの伸びを見せていたジャパンカップの2着と違い、直線でろくに前との差も詰められなかった完敗は戦歴に傷をつけてしまったかなあという印象です。このあとどこを使うのかわかりませんが、取り返していけるでしょうか。


しかし、せっかくの好カードを大雨の中でやることになったのは残念ですね。これも競馬であり、レイパパレの勝利に文句はまったくないのですが、それでもやっぱり良馬場で見たかったという思いはあります。


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