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9月2日のQMA [QMA9]

学生の夏休みが終わったからか、少し電車の混み具合が増えてましたね。仕事が忙しいまま気がつけばもう秋かと思うと、時の流れの残酷さが身にしみます。


今日は妙典で23時くらいに。トナメ1回やって2位でした。

トウカイテイオーを送る [競馬]

30日にトウカイテイオーが亡くなりました。心臓麻痺ということでしたので、おそらくは急だったのでしょう。25歳ということで早世という感じではありませんが天寿には届いていなかったかもしれません。

何度か書いてますけどもトウカイテイオーの世代は、私がはじめてみるクラシックでした。私はシャコーグレイドに深く惚れ込んでいて今では考えられないくらいに純粋に応援していたのですが、若葉Sで対戦したトウカイテイオーは絶望的なほど圧倒的な実力を持っていました。ほとんど何もせずに勝たれてしまったことが印象に残っています。これはどうにもならないと。だからこそ、皐月賞で食い下がったのは本当に嬉しかったし、テイオーの二冠やその後の活躍は素直に見ることが出来ました。

最後のレースとなった有馬記念も前々日に友人と必ず勝てると言い合うくらい自信がありました。まあ、馬券自体は前日にアイリッシュダンスで大ヤラレしたためビワハヤヒデを外す暴挙に出て外したのですが、抜け出してきたトウカイテイオーには奇跡はなかったと思います。ジャパンカップも有馬記念も、相手がどの馬であっても並んで競れば負けない馬だったのです。実力で勝つべくして勝ったというものでした。

種牡馬としてもG1馬を輩出しましたが。残念ながら父系をつなぐことはできなさそうです。同じパーソロンの流れを汲むメジロマックイーンも同様で、このまま行けば日本におけるパーソロン系、ひいてはバイアリータークの系統は滅んでしまうのでしょう。彼らがサンデーサイレンスの台頭を挟んで種牡馬成績が伸び悩んだことを見ても、血脈的にやや古くなってしまったのかもしれません。サードステージはついに登場しませんでした。これはほんとうに残念なことです。


ところで、トウカイテイオーはパドックで非常に優雅でいつも落ち着いて振る舞う馬でした。独特の歩様だけではない特別な佇まい。この馬だけは、いつパドックを見ても負ける気がしないと感じました。これ以降、トウカイテイオー以上の実績を残す馬は何頭か出てきましたが、そんな風に思えたのはトウカイテイオーだけでした。本当に気品のある美しい馬だったと思います。きれいな馬、美しい馬を1頭と言われたらためらいなくこの馬の名前をあげてきました。

振り返ってみて、ここ何年かの馬なんかよりもはるかにくっきりと思い出すことが出来ます。それはまだ今のように競馬にすれていなくて、はじめたばかりの競馬の何もかもが楽しかった時代に見ることが出来たから、今よりもはるかに印象が強いだけなのかもしれません。でも25年近く競馬やってきて、この馬以上に格好のいい馬はいませんでした。多分、この先25年競馬やっても出会えないだろうと思っています。トウカイテイオーはそんな馬でした。ご冥福をお祈りいたします。本当にありがとう。