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今週末と今年のJRA総売上など [競馬]

今日で今年のJRAの開催は全て終了となりました。全国リーディングが若い浜中騎手となる一方で藤田や四位といったところが今期は成績を落としていて、関西を中心に騎手の世界もそろそろ世代交代かとも思いますが、じゃあ彼らがG1などで信頼を持って評価されているかというとそんなことはなく、まだまだ30代後半以上の騎手が中心を占めるのは続くかなと思います。


有馬記念については売上、入場者とも昨対で12%のダウン。売上は1988年の水準まで後退しました。ただし、今年は3連休をすべて開催日とし有馬記念を最終日としなかったため、売上が分散したためと思われます。実際、3日間の売上合計は、昨年の最終週(3場×2日)のものを100億円以上オーバーしましたので、施策としては成功したと言えます。とはいえ、天気が曇っていていまいちだったとはいえ入場者数が大きく下がっているのでJRAとしては油断してはいけない状態でしょう。オルフェーヴルとジェンティルドンナがいなかったとはいえ、10万人ちょっとというのはやはり少ないと思いますので。暮れの風物詩として今後も競馬ファン以外も注目するイベントとしての地位を維持するには一弾の努力が必要だろうと、10年前より明らかに待ち時間が減った、スタンド地下から上に上がるエスカレーターに乗りながら考えましたが、まあ良いアイデアがあるわけではなく。

一方、年間とおしての売上では昨対で4.4%増と1997年以来のプラス。もっとも昨年は大震災の影響があったのであまり比較の対象にはなりません。しかし、一昨年比で-1.5%というのは、この数年平均4%近く落ちていたことを考えると、健闘のたぐいと言えます。ただし、こちらもからくりはあって、福島開催が減っていたり、北海道の開催を短縮するなど、売上の小さな競馬場の開催を縮小し、その分を売上の大きい中央四場(東京、中山、阪神、京都)に振り替えたというテクニカルな要因があります。競馬自体の支持の長期低落が下げ止まったわけでは無さそうなので、ここについてもやはりもう一段の努力が必要でしょうね。


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