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凱旋門賞前哨戦 [競馬]

ロンシャン競馬場で、凱旋門賞の前哨戦が行なわれました。

キズナが英ダービー馬撃破/ニエユ賞
オルフェぶっちぎり連覇/フォワ賞

ニエユ賞のキズナは、スタートのあとすぐに後方に位置。外目をピッタリと回る競馬をしました。おそらくはフリントシャーFlintshireを意識した競馬で、前に見ながら競馬を進めフォルスストレートの辺りから少しずつ進出。直線は外に出して追い込んできました。東京優駿の時と違いじわじわとした伸び脚でしたが確実にフリントシャーを差して先頭へ、しかし馬群をぬって(英国)ダービー馬ルーラーオブザワールドRuler of the Worldが追い込んできます。ゴール前際どい勝負になりましたが、わずかにキズナが前に出ていました。画面を見ていて負けたかなと思ってたのですが、本場のダービー馬を日本のダービー馬が海外で制するという記念すべき勝利となりました。
昨日は70%程度の出来だったと調教師が言うとおり、仕上がり途上ではあったのでしょうが、それでも結果をだしたのは大きいと思います。正直、ロンシャンでのユタカはこの1勝で信頼出来るというものではないので、頭数の増える本番で同じような競馬ができるかはわかりませんが、期待の広がる勝利ではありました。

フォワ賞のオルフェーヴルは逃げるステラウインドを見ながら内ラチにつけて3番手の競馬。1400m通過が1分41秒台という超スローでしたが、がっちり折り合いました。…いつも日本で乗っている騎手はどう感じただろうと思わなくもないですが、これなら何の問題もなく力を出せます。直線に入って仕掛けるとあっさりと突き放しました。馬場の影響でキャメロットCamelotが取り消したため、相手が若干軽くなったというのはありますが、それでも力の違いを見せつけました。ステラウインドも5着と健闘。
2400mにもかかわらず勝ち時計2分41秒4(キズナは2分37秒6)というのをどう考えていいのか、向こうの馬場についての知識がないのでなんとも言えませんが、ほぼ持ったままの楽勝ですし、去年の結果で実力や適性はわかっていますので、それほど心配はいらないんじゃないかと思います。いずれにしてもこの先も順調に行って本番を迎えてほしいものです。


キズナ、オルフェーヴルともここまでは順調に来ています。より上がり目を感じるのはキズナの方ですが、本番での激突がどうなるか楽しみです。本番の人気は、オルフェーヴルが1番人気になるのは間違いなさそう、あとはキズナと、ヴェルメイユ賞を上の2頭よりも早いタイムで圧勝した今年のフランスオークス馬トレヴTreveを含めた3頭が上位になるのかなと思います。斤量差やデットーリが乗ることを考えると、トレヴはかなりの強敵になりそうです。去年も牝馬に敗れましたし、要注意でしょうか。また、ルーラーオブザワールドやフリントシャーも巻き返してくるでしょうし、多士済々の面白い凱旋門賞になりそうです。


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