相撲雑感

・優勝は白鵬

序盤から独走するかに見えた白鵬ですが阿武咲と正代に敗れて一時碧山に先行を許す形になりました。序盤決まっていた張り差しが思うように決まらず、あまつさえ正代には何発張っても踏み込まれる形になって完敗。見苦しい負け方になったのは、要は張り差しのような無駄動作をしてもなお勝てるような体力的な余裕がなくなったためでしょう。張り差しを控えた残り3日は問題なく勝ったあたり、いらんことせずにしっかり勝てと言いたくはなるのですが、もう辞めるまで変わらないんでしょうね。

無観客という異例の場所でしっかり優勝したことで第一人者の面目躍如というところではあり、休めば勝てる以上まだまだ現役で居続けるのではないでしょうか。千秋楽まで優勝争いした鶴竜もまた寿命が少し伸びたように思います。貴景勝はどこか（足首かひざか）悪いように見え踏み込みも踏ん張りも足りません。来場所までに立て直せるでしょうか。


・朝乃山、大関昇進へ

理事会の招集がかかっているようなので、おそらくは大関昇進でしょう。直近3場所32勝は甘いと思わなくもないですが、負けたとは言っても14日目の鶴竜戦はほぼ勝っていた相撲ではあったので、大関が1名という異常事態というのとここ数場所の安定を見るに上げても大丈夫かなと思います。引き続き精進して、横綱に引導を渡せるような相撲を取れるように頑張って欲しいですね。


・その他

照ノ富士がようやく幕内に戻ってきます。今場所は冴えない内容の取り組みも結構あったので心配の声も上がっていますが、無理をしないでほしいところです。正直親方が信用できないので、無事になんとか上位を目指してほしいですね。