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エリザベス女王杯雑感 [競馬]

馬場もいいし対して競る馬もなさそうでペース上がらず先行有利という見立てから本命はノームコアでした。スローで先行あるいは逃げてもいい、とは思っていたのですが1000m通過59秒3は予想より大分早かった。当然ペースが上がればスタミナも問われるわけで、この展開では本質的にはマイラーのノームコアは残れない。それで横山典の騎乗がどうだったかという話になるんですが、横山だしなあなにか閃いたんでしょくらいの印象です。ポツンされるよりは逃げるほうがやる気はあったと思うので。正直、そのくらい考えとかないと横山の馬券は買えない。……まあ、結果としては失敗騎乗だったとは思いますが、追い込んだら勝てたかというとそうも思わないのでね。。

中団やや後ろにいたラッキーライラックですが、3角から進出をはじめ勢いをつけて上がっていくと直線はあっさり外から抜け出しました。その後ろ馬場の半ばからラヴズオンリーユー、大外からサラキアが追いこんできますが、余力は十分でそのまま優勝、昨年に続く連覇となりました。

ノームコアとは逆にラッキーライラックはどこにいても勝てたんじゃないかと思います。ペース読んで中団より後ろにいたのでしょうが大外ぶん回してこの競馬なので力が抜けていたといってもい良いんじゃないでしょうか。近年は牝馬が牡馬にごして戦うことが多く、牝馬限定G1だけでは実績としては物足りなく感じるようになってきました。この馬は大阪杯に勝ってはいますが、これ以上の評価を得るためにも更に牡馬に挑んでほしいところです。有馬記念、行くんでしょうか。

2着サラキアは展開がハマったように見えますが、とはいえ府中牝馬ステークスがフロックでないところを見せました。母系のドイツの血が5歳後半で花開いたのかもしれませんが、これをみると半弟のサリオスも距離伸びても大丈夫なんじゃないのかと改めて思うんですよね。なんかトラックマンとかもこぞってマイラーとか言ってるけどノーザンファームに遠慮してんじゃないの?
ラヴズオンリーユーはようやく復調してきた感じです。デムーロは勝ちたかったでしょうが、勝ち馬とはちょっと差がある感じでしたね。ただ、まだ良くなる余地はありそうでリベンジのチャンスはあるでしょう。

3歳馬はウインマリリンやソフトフルート、リアアメリアと比較的前につけていて5着前後に粘っているので、悪くない内容だったと思います。3歳馬のレベルに対する懐疑論をいろんなところで散見してますが、少なくとも牝馬同士では払拭したとは言えないまでもどうしようなく劣るということはなさそうです。


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