SSブログ

NHKマイルカップ雑感など [競馬]

・ケンタッキーダービー

出遅れたフォーエバーヤングでしたが徐々に進出すると4角では外から先団に並びかけるくらいのところまで上がってきます。ハイペースがたたって壊滅する先行勢のなかで唯一内で粘るミスティックダンを追いかけ差を詰めましたが更に外からフォーエバーヤングを押圧するようにシエラレオーネが追い込んできます。3頭の際どい争いになりましたが、終始内を回ってコース得のあったミスティックダンが優勝、2着争いもシエラレオーネが制してフォーエバーヤングはハナハナの3着でした。テーオーパスワードも後方から追い込んで5着と好走。

フォーエバーヤングは出遅れで後方からになったことが良かったのか、あるいは前に行けていたらもっと良い結果だったのかはわかりませんが実力は十分に示したと思います。テーオーパスワードもわずか3戦目でのこの結果は立派なものでした。かつてラニがベルモントSで3着に入ったことがありましたが、今回も日本馬の力の証明だったと思いますし今後はマークが厳しくなるかもしれませんね。ただ近年のBCでの好走が示すように、凱旋門賞よりはこちらのほうがやはり近そうです。


・NHKマイルカップ

逃げたキャプテンシーが作るペースは2F目に10秒7を記録したもののその後落ち着き、1000m通過は58秒3。結果的に前に行った馬が残る展開になりました。この流れを3番手から抜け出したジャンタルマンタルがそのまま押し切って2馬身半差の快勝。先に抜け出したロジリオンをアスコリピチェーノが交わして2着。ゴンバデカーブースも外から追い込みましたが4着まで。

前を壁にすることなく3F33秒9の末脚で抜け出したジャンタルマンタルは完勝で、この世代のマイル路線では抜けた存在であることを示しました。アスコリピチェーノも苦しいところを2番手まで上がり力は確かです。この2頭がこの路線を引っ張っていくのでしょう。ゴンバデカーブースは7ヶ月ぶりはそこまで気になりませんでしたがもう少し距離があったほうが良さそうに見えました。

さてアスコリピチェーノは内斜行で制裁の対象になりました。内でボンドガールとキャプテンシーが行き場を失っていましたので、個人的には過怠金3万円はちょっと安いかなと思います。騎乗停止でもおかしくないかと思ったのですが、川田に完全に進路を塞がれていましたので(ジャンタルマンタル自体もそのために内斜行もしている)、その関係でお目溢しされたのでしょうか。


コメント(0)