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天皇賞雑感 [競馬]

天皇賞のレース前、2Rで北村友の落馬故障があり乗り替わり。北村は骨折で天皇賞はおろか宝塚記念にも間に合うか微妙な情勢になりました。メンツの揃いそうな宝塚にクロノジェネシスで出場したいところでしょうがどうなるでしょうか。

その北村から変更になった坂井の駆るディアスティマが逃げ。1000m通過は59秒8と長距離戦としては速いタイム。とはいえジャコマルを除いて概ね先行勢が上位に残っており高速馬場で見た目のタイムほど速いわけでもないのでしょう。その後中盤でペースは少し落ち、淡々と流れて直線へ。逃げるディアスティマにカレンブーケドールが並びかけて前へ。その外からディープボンドが追い込んで来るもアリストテレスはこれについていけず、その外からワールドプレミア。追い比べになりましたがワールドプレミアの脚色が完全に上で差し切ってゴール。一昨年の菊花賞以来のGI2勝目なりました。

ディープボンドは成長を感じる伸び脚でしたが今日は勝ち馬の決め手に屈した感じ。カレンブーケドールは前々で立ち回り文句のない競馬をしましたが、なかなか勝たせてもらえないですね。アリストテレスは阪神大賞典と同じように伸びず。ルメールは距離が長いとしたようですが、そうだとすると天皇賞から逃げるほど苦手の長距離ですら先着できなかったコントレイルに勝つ見込みはなく、GI勝利はかなり遠のいたように思われます。

ワールドプレミアはロスなく乗って完勝。一昨年の菊花賞、有馬記念で見せた実力を発揮しました。福永もうまく乗ったと思います。この先はどうするのでしょう。宝塚か、あるいは秋に海外を目指すのか…と期待が広がるところではあるのですが、馬主が件の不正受給問題で申請手続きを積極的に営業した税理士ということでそれを知るファンの反応は(自分も含め)冷たいものでした。

自主的に馬主会の役職を降りた、という以外には目に見える範囲の本件での処分はなく、現行制度でこれ以上JRAも処分できないから引き続き馬主を続けているわけですが、少なくとも世間を騒がせた当事者の振る舞いとして厳しい目が注がれていくのは当然かと思います。さすがに賜盾を手にされるとこいつに勝たせるなという気になってしまいますね。馬や騎手が悪いわけではないんですが。上位馬が力を出し切ったいいレースだっただけにもやもやした気持ちが残っています。


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