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安田記念、オークス(英国)雑感 [競馬]

まあ、グランアレグリアでしょうがないでしょうという予想でした。

ダイワキャグニーの逃げで前半800mのペースは46秒4。さほど速いわけでなくここからペースが上がります。まずトーラスジェミニが先頭、そこへインディチャンプが襲いかかり、その外からシュネルマイスター、さらにダノンキングリーが伸びてきます。グランアレグリアは後方10番手くらいから内に切れ込みつつなんとか追い込もうとします。しかしようやく先頭が見えてきたところでゴール、ダノンキングリーを捉えることはできず2着。昨年の秋天以来だったダノンキングリーが初のGIタイトルを手にしました。

グランアレグリアはこれは着もないかというところから2着までもってきました。強い競馬をしたとは思いますが、後方に位置どることになったのは中2週の疲れとかなんですかね。かなり強引な競馬で後続の進路を締めましたが、まあ今はこれが許されるルールなので。それでもルメールの過怠金3万円は甘いと思います。シュネルマイスターは思っていたより強かったです。夏を越しての成長が楽しみ。インディチャンプは結果的に先に仕掛けたぶん目標にされましたね。2着争いとは差がないと思います。サリオスはやっぱりもっと距離があったほうがいいでしょう。菊花賞から逃げて迷走してますが、結果が出ないのは馬や騎手より陣営(というか馬主と生産者)の責任だと思いますよ。

ダノンキングリーはまさかここでくるとは思いませんでした。まあ、毎日王冠でインディチャンプに完勝しているので力はあるのはわかるのですが。長期の休養でリフレッシュできていたのでしょうか。完全に人気の盲点でしたね。


・英国オークス

オークス(The Oaks)といえば当然英国のものであり、あえて英国と付けるのも変な話ではあるのですが。今年のオークスは日本産馬のスノーフォール(父ディープインパクト)が16馬身差という243回の歴史の中で最大着差で圧勝しました。デットーリがこんなに楽に勝ったのは初めてと語るくらいなので推して知るべしですが、ディープインパクトはまたすごい馬を残したものだと思います。ブックメーカーの凱旋門賞予想も、スノーフォールが1番人気に躍り出たようです。

日本(ノーザンファーム)産とはいっても、ディープインパクトを種付けするために送り込まれた預託馬なので、多分海外では本来の牝馬の持ち主が生産者として扱われるのではないかと思います。実際レーシングポストのSnowfallのページでは生産者は牝馬の持ち主になっていますし(Racing PostのSnowfallのページ)、まあ馬名の後ろのJPNは日本産の証ではありますが日本の馬と言うには微妙な気はします。とはいえ、海外からディープインパクトをつけに送り込んでくるという時点で過去のどの日本産の種牡馬にもなかった偉業ではあります。

さて、今年の凱旋門賞はいまのところ確固たる人気馬がいないので日本馬にもチャンスあるかもという人もいたのですが、よりによってディープインパクト産駒が立ちはだかることになるのでしょうか。日本の競馬界の凱旋門賞へのこだわりは感じるところではあるのですが、もうこれが勝ったら日本が勝ったっていうことでこだわりをなくしてもいいんじゃないですかね。まちがいなく日本の競馬の到達点を示すものになると思います。


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