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相撲ニュース雑感(7/18) [その他]

・白鵬復活の全勝優勝、照ノ富士は14勝1敗で横綱昇進へ

6場所ぶりの出場で進退を問われていた白鵬ですが、全勝で優勝となりました。決して圧倒するという感じではなかったのですが、張り差しを駆使して有利な体勢を作って押し切るというスタイルは休場前と変わらずでした。正直、現在の三役や前頭上位は番付渋滞を起こす程度にはレベルが高いので、そう簡単には行かないだろうと思っていたのですが誰も土をつけられませんでした。さすが白鵬、ではあるのですががっかりです。

物議を醸した土曜日の正代との一番ですが、個人的には横綱の品格などくそくらえと思っているので、ああいう取り口でもそれだけで否定をするつもりはないんですが、とはいえ張りたいだけに見える取組を見たいわけではないので、そういうファンの見たい相撲という部分も応えてほしいとは思います。もっとも正代は完全に舐められている形でした。奮起してほしいですね。

9年ぶりの全勝対決となった照ノ富士との一番ですが、張り差しに行こうとした白鵬にそれを許さず、張り合いをした照ノ富士に横綱になる覚悟を感じました。今場所は明らかに昇進を意識した取り組みをしており白鵬相手でも勝って優勝して上がってほしいと願っていたのですが、今日の取り組みは張り合いから左上手を取った白鵬が一枚上でした。ただ、こういう相撲が相手に一日の長があったということであり、力量的に劣るわけではありません。理事会招集が決まったのでおそらくは横綱昇進となりますが、実力的にはもう文句はありません。怪我に気をつけていい横綱になってほしいと思います。

さて、白鵬は今回も休みつつならまだまだ優勝できるということを証明しました。しかし、かつては1場所2場所だったものが今回は6場所。照ノ富士が安定して土俵に立てば長く休むことにはプレッシャーが掛かるようになるはずです。優勝した瞬間のガッツポーズと興奮した表情は、かつて白鵬に追い込まれていた朝青龍が白鵬を破ったときのものとよく似ていました。本人ももうそういう立場になったことは理解できていると思います。おそらくは白鵬が土俵に立っている時間はもうそう長くはないでしょう。ただ願わくば勝ち逃げするのではなく、千代の富士や貴乃花のように次世代の力士に負けて引退してほしいと思います。朝青龍はその機会がなく暴力沙汰で自滅して引退していきましたが、白鵬には最後まで横綱を全うしてほしいと願っています。



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