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桜花賞雑感 [競馬]

某所から朝帰ってきて、競馬の時間をはさんで10時間ほど寝てました。QMA関係は明日まとめて。明日は休みなので、ガッツリプレーする予定です。


日曜阪神10R 第69回桜花賞(Jpn1:Japanese 1000 Guineas) 阪神 芝外1600m
1:ブエナビスタ       55安藤勝  1.34.0
2:レッドディザイア     55四位     1/2
3:ジェルミナル       55福永     1.1/2
4:ワンカラット        55藤岡佑    3/4

2歳女王ブエナビスタが1.2倍と断然人気。その勝ち方、あるいは他馬の抵抗が見所。起きたら15:36だったので、馬券はあわてて買った四位からと後藤からの馬連を少しだけ。
そのブエナビスタは普通のスタートだったもののそうそうに下げて後方から2,3番手。コウエイハートやヴィーヴァヴォドガが作るペースは2F目は10秒8とやや早かったものの、3F通過34秒9、5F通過は59秒1と平均くらいのペース。前有利とはいえないものの、そこまで追い込みに適したペースかというと少し怪しい気はします。後方に位置したアンカツには昨日から顕著だった「外追い込み有利」を生かす腹積もりだったのでしょう。
その見込みはあたって、先行勢が止まってくるところを有力馬は外を通って脚を伸ばし直線では追い込み馬の争いという様相に。ブエナビスタも満を持してレッドディザイアとジェルミナルを前に見ながら直線に備えましたが、ここで誤算が。レッドディザイアが少し外に動いてプレッシャーをかけ、レッド、ジェルの間を抜けようとしたブエナビスタの進路をふさぎます(無論進路妨害ではない)。これでブエナビスタはさらに外をまわらざるを得なくなりました。自分も見ていて、「これはwwwww」とか思ったのですが、ブエナビスタの実力が1枚も2枚も上でした。上がり3F33秒3の鬼脚で残り100くらいできっちり捕らえて優勝。昨年の阪神ジュベナイルフィリーズに続いてのG1優勝となりました。2着は精一杯の抵抗を見せたレッドディザイアでした。自身も33秒7で上がっているのですが、うまく相手の進路をなくした上でさらに末脚で0秒4負けているのだから完敗でしょう。相手が悪かった。
これでレッドディザイアが勝っていたら、大外ぶん回しの上に前がふさがったアンカツの騎乗は責められていたでしょうし、四位は神扱いの名騎乗(いや負けたけど本当に素晴らしい騎乗だったと思います)でしたが、ブエナビスタはピンチも地力で乗り切りました。コースの広がる東京で今日みたいなひどい競馬を続けてやらかすことはアンカツだけに考えにくいし、血統的に距離は問題なく、兄たちが持っていた勝負弱さを微塵も受け継いでいないようですから、おそらくはオークスは今日よりも安心してみていられるでしょう。同じ2歳女王だった母ビワハイジはオークスではなくダービーに出て13着と惨敗しましたが、母の雪辱を期してそちらに挑んでもいい勝負できそうです。いずれにしても将来が楽しみな強さです。