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箱根駅伝往路雑感 [その他]

例年通り1区から眺めていました。今日は気温が上がる予報の上に強風が予想されていたので、厳しい戦いになるかなと思ってましたが、想像を絶する悪コンディションであったとおもいます。


第89回東京箱根間往復大学駅伝競走(往路)  アスファルト108,000m

1:日体大  5:40:15
2:早稲田    2:35
3:東洋大    2:39
4:明治大    4:22

山の神柏原のいなくなった箱根駅伝ではありますが、今年も山での出来が勝負を分けました。4区が不調で東洋が差を詰められた時点では、昨年の実績から早稲田と明治が逆転するのかなと思ってみてましたが、それをまとめて日体大の服部が抜いて行きました。強風のため登りのタイムはそこまででもないですが、下りに入ってからは柏原並のラップで駆け抜け、残り5キロで2分半の貯金を作りました。もちろん、そこまでの区間で崩れることなくつないできた4選手の功績も大きいですが、服部の好走に尽きると思います。
これ以下の大学だと4区がカギになっていて、そこで好走した法政、順天堂、青学がその勢いで5区も乗り切って上位にきた一方で、4区が大ブレーキだった駒沢が9位と不調でした。来年以降の戦略に影響を与えるかもしれません。

それにしても今日の強風は小田原で1月の観測史上最高の数値だったようですが、その影響もあって優勝タイムは昨年より15分遅くなりました。5区では城西、中央が棄権。低体温症ということらしいので、やはり風の影響なのでしょう。これほど過酷なレースになったのは記憶に無いです。選手の皆さんはお疲れ様でした。

復路は日体大を追いかける展開。総合力で東洋有利と思いますが、駅伝は逃げるほうが圧倒的に有利ですので、上手くつないで日体大にも見せ場を作ってほしいものです。また、シード争いは中央学院くらいまではまだ可能性があるかなと思いますが、果たして波乱はあるでしょうか。