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競馬ニュース雑感(1/20) [競馬]

紫苑ステークスのGⅡ格付けと新潟牝馬ステークスのリステッド格付け

表題のレースより記事内にあるニュージーランドトロフィーのほうが気になっていました。正直、昨年降格の危機という記事が出た時点では、おそらく条件をみたすことは難しいと思っていました。

レースのレートを決める場合、レース直後に発表される上位4頭のそのレースのレート(昔はレースレートとかパフォーマンスレートとかいってましたね)ではなく、その4頭の年度内で同じカテゴリーの距離で最も高かったレート(昔はクラシフィケーションレートっていってましたが)で決めるのですが、ニュージーランドトロフィーはマテンロウオリオンのNHKマイル2着のレートでなんとかG2の基準を満たしたみたいですね。他の3頭はニュージーランドトロフィーのレートがピークだったので、マテンロウオリオンの2着がなければG3降格ということになっていたと思われます。

アメリカなんかだと伝統あるレースでもレートによってガンガン昇降格してますので、そんなに気にすることはないと思うんですけど、鳴尾記念(かつて12月開催芝25のG2→現在6月開催芝20のG3)のような開催条件の変更で格付けが変わることを除けば日本で開催レースのグレードが下がったことは今までなかったので、JRAがどういう扱いをするのか見てみたかったですね。まあ、格付けが下がったところでおそらくレースの位置づけも開催条件も変わらないだろうし、将来的にG2格を回復するまで賞金も変わらなかったのではないかとは思いますが。

まあNHKマイルCについては現状桜花賞や皐月賞の路線からくる馬のほうが結果が良くニュージーランドトロフィーがトライアルとして機能していないので、いまのままならそう遠くないうちにまた降格の危機は来るでしょう。他のトライアルも含めて、賞金条件を満たしている有力馬がG1へ直行するケースが増えている今はトライアルG2の位置づけはかなり揺らいでいるように思うので、他のトライアルレースも降格が取り沙汰されることは多くなりそうです。


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