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競馬ニュース雑感(3/17) [競馬]

週末の中央競馬は開催決定、団交は3労組が決裂 調教師と組合非加入者、補充員らで開催業務行う

厩務員ストは決行されるようですが、競馬開催は調教師や非組合員以外の厩務員で馬を運んで実施するようです。以前にもそんな感じでなんとか開催したことがあった記憶がありますが、24年ぶりの中止は回避されそうです。

厩務員の団交なので調教師と厩務員の間の交渉ということになるのですが、ストライキは労働者の権利ですのでそれは止められません。ただ労使間の交渉中に開催に動く調教師を非難するのもまた違うでしょう。いずれにしても主催者から馬主・生産者に至るまでの利害関係者がおり単純な構図にはなりえません。過去の削減や近年のJRAの売上の増加ほどには給与が上がっていない現状を考えると厩務員側に同情しますが、一方で厩務員側が力を持って預託のコストがあがると馬主や生産者はかつてのシリウスシンボリを巡る馬主と厩舎の対立のようにトレセンの外に逃げていくでしょう。

労使間の対立だけでなく、育成や調教における外厩活用の発展とそれに伴うトレーニングセンターの位置づけの低下、インターネットの時代における管理あるいは隔離施設としてのトレーニングセンターの意味など厩舎周りに存在する多くの問題を理解するのは難しくまた明るみになっていないことも多く、外から眺めてても正直良くわかりません。ですが難しい話は置いておいて、開催されるのであれば今週も馬券は楽しみたいと思います。


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