有馬記念雑感 [競馬]
昨日は帰ってきてからすぐに寝てました。どうも酒に弱くなってますね。
第51回有馬記念(グランプリ) 中山芝2,500m
1:ディープインパクト 57武豊 2.31.9
2:ポップロック 57ペリエ 3
3:ダイワメジャー 57安藤 3/4
4:ドリームパスポート 57内田博 ハナ
私は柴田善臣という騎手を見損なっていたようです。逃げるときはちゃんと逃げるんですねえ。5F59秒5と思ってたよりも速くなりました。おかげで縦長となり、ダイワメジャーには苦しい展開、そしてばらける展開でディープインパクトには最高のお膳立てとなりました。この逃げをダービーでやってたらとかは今日は言わないほうがよいのでしょうか。
まあ、流れなんかは多分関係ないのでしょう。ディープは最後までディープであり続けました。桁違いの末脚で有終の美を飾りました。もうそれ以上の言葉はありません。
自分の本命ダイワメジャーは苦しい流れで良く頑張ったと思います。来年も走るようなのですが、宝塚あたりはいい勝負をしそうです。ポップロックも来年の長距離路線は主役になっていくのでしょう。メイショウサムソンも復調の兆しが見えました。ドリームパスポートは多少調子が落ちていたようですが、力は見せました。あとは横山典弘の勝ち目のない最後方待機という暮れの風物詩も見れましたしw満足です。
あとは、レース自体とは別の話。まったくとりとめもない話でこっちのほうが長いけど。
実は、13時頃に法典門からスタンドに入ったときに少し不思議だったのが、エスカレーターでスタンド1Fに上がるときに去年ほど待たなかったことです。友人とも、「思ったより少なくね?」と言ってたんですが、入場人員が12万人を割り込んでいたのには正直驚きました。売り上げの12%マイナスは1頭が圧倒的人気なのである程度予想できたんですが。過去15年で下から2番目です。
クリスマスイブだったことや入場券前売の誤解、あるいは薬物の件の影響もあるのかもしれません。いろいろ要因はあるのでしょうが、散々ディープ人気を煽ってこの結果というのは、来年以降の競馬人気が不安です。1ファンが心配するようなことじゃないんですが。
ディープインパクトはたぶん、ハイセイコーやオグリキャップにはなれなかったのでしょう。なるには何かが足りなかった。それは、競争能力の問題ではなく、地方出身とかマイナー血統とか零細牧場とかライバルとか浪花節的なものがないからなのかな。彼らのような地の底からなにかを掘り返すような圧倒的な共感を得るには、血統も生まれた牧場も完璧すぎたのかもしれません。それはディープインパクトやその厩舎関係者のせいではもちろんなく、卑下するつもりもまったくありません。ただ、JRAや競馬マスコミが目一杯に煽り立てた結果が必ずしも結びつかなかったというのは、彼らが期待する競馬人気再興にはやはりディープ一頭に背負わすには重すぎたのかなと思います。去年も書きましたが、競馬人気に関して最後に責任を負うのはJRAです。ブック金杯号の理事長インタビューを見ていると心配ですが、しっかり頑張って欲しいと思います。
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