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安藤勝己引退 [競馬]

アンカツ引退「幸せな騎手人生だった」

私が安藤と馬券的な相性が良かったというのもあるのですが、地方出身らしく着順にこだわってひとつでも前に持ってくる意識が強く、強い信頼を持って馬券を買えるジョッキーでした。晩年は、移籍当時に比べそういった姿勢がなくなりつつあるように感じていたのですが、そのあたりが衰えということだったのかもしれません。

名目となっている全国免許を盾に他地区での騎乗を求めてNARと喧嘩したり、オグリキャップとともに中央に行くことを画策したり、ライデンリーダーで中央に殴り込みをかけたりと、安藤の騎手人生の要所要所で起きるイベントは概ねその活躍の場を広げるための戦いでした。それは徐々にファンの支持を得ることになりJRAをついに動かして安藤は中央に移籍、他のジョッキーの先駆けになると共に自身の結果も最大限に残してきました。実力のない騎手にはそのひとつであっても難しかったでしょう。残念ながら、まだまだ地方と中央に壁はあり、実力のある騎手が必ず大舞台に立てるという状態にはなっていませんが、いずれは一つの競馬となっていってほしいし、なると思っています。その時には、再び安藤が先駆者としてクローズアップされることになると思います。

調教師や調教助手にはならないということでJRAを離れることになるのだと思いますが、今後の去就にも注目したいと思います。お疲れ様でした。


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