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箱根駅伝雑感 [その他]

例年通り2日、3日は箱根駅伝を見てましたが、出かけていてブログの更新をサボったので往復まとめて。

第91回東京箱根間往復大学駅伝競走   アスファルト217,100m

1:青学大    10:49:27
2:駒沢大       10:50
3:東洋大       11:55
4:明治大       12:30

往路優勝:青学大
復路優勝:青学大
金栗賞:神野大地(青学大)

優勝候補の駒沢大が1区中村、2区村山と有力選手を配置し序盤でリードを築く配置をしてきましたが、1区は1時間2分00秒と好タイムで区間賞も、2区は村山が4位となり東洋大に遅れを取ります。これは誤算だったでしょう。しかし3区区間賞、4区2位も区間記録更新と快走し小田原をトップで駒大が通過。これを追いかけたのが4区で区間記録を叩き出した青学大と、やはりここまで全員が好走していた明治大。山に入り、駒沢がリードを守れるかというところが注目になりましたが、青学神野が参考記録ながら柏原のタイムを上回る圧巻の走り、一方駒大馬場は低体温症からブレーキとなり、この区間だけで一気に8分の差がつきました。明治にも5分の差をつけた青学が、参考記録ながら実質的に往路レコードを更新する圧勝で初の往路優勝となりました。

復路は、青学6区が昨年ブレーキだったため、ここで詰められるかがポイントと思われましたが、リードと昨年の反省を活かし区間2位と好走、そして7区から9区はすべて区間賞となり、3位、2位、2位、3位と並べた駒沢を圧倒していきます。結局10区も2位、2位に10分50秒の大差でトータル10時間50分を切る大会新記録相当の圧勝劇となりました。

断然の優勝候補と言われた駒沢でしたが今年も優勝を逃しました。しかし、11時間00分17秒のタイムは前年までのコースで考えれば歴代6位相当、好天でタイムが出やすい状況でしたが山でブレーキがあってなお例年なら優勝してもおかしくないタイムでした。それだけに青学大の各ランナーの走りが圧巻でした。例によって山がクローズアップされることになりましたが、決してそれだけではなかったと思います。


1区2区で駒沢がリードを取れなかったのは凡走というより他校の好走を褒めるべきでしょう。近年は1区1時間2分前後、2区1時間8分前後で走るランナーが多くなりました。また、ニューイヤー駅伝で即戦力になる選手が2区や3区ではなく5区や9区に出ていたりします。その程度には、箱根駅伝はレベルの底上げが図られています。箱根駅伝の巨大コンテンツ化は読売が絡んでいることもあり否定的に言われることも多く、また故障者が出るたびに箱根害悪論が叫ばれていますが、目標となる大会となり競技人口を大きく増やしている点で長距離に貢献しているとは思うのですよね。オリンピックで箱根出身の選手がメダルを取るまでいろいろ言われ続けるのだろうと思いますが、個人的には箱根駅伝の功の部分をもっと見てもいいと思います。一方で見る側としては箱根だけでなく他の駅伝や陸上大会にも目を向けていくべきなのでしょう。


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