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中山グランドジャンプ・皐月賞雑感 [競馬]

・中山グランドジャンプ

逃げたアップトゥデイトはマイネルクロップにつつかれハイペースを形成、しかし敢然と受けて立ち2周目には突き放すとそのまま押し切ってレコードを1秒更新する4分45秒4で駆け抜けました。その後ろは9馬身離されており、他馬を寄せ付けない強い内容でした。……が、残念ながらその2.4秒前にオジュウチョウサンがゴール。昨年の中山大障害と打ってかわって今回はアップトゥデイトを少し前に見ながらついていき、2周目の3コーナーで並びかけると、あとは突き放す一方でした。4分43秒0は従来のレコードを3秒4更新する大レコードでした。

見ていてかなり早い段階でオジュウチョウサンが勝つだろうとは思いましたが、あまりの強さに笑うしかないという感じでした。オルフェーヴルの最後のレースとなった有馬記念と同じような一方的な勝ちっぷりは、ステイゴールド産駒が極まった時の破壊的な能力とはこういうものだというのを見せつけるようでした。障害レースは海外遠征というのも難しく、また賞金が積み重なって斤量的にG1以外のレースを選択することも難しくなっていき、今後レースをどう使っていくかは悩ましいところだと思いますが、どこまで王座に君臨し続けられるかどうか。年下のライバルが現われる気配もないのでそのきがあれば数年は続きそうです。

アップトゥデイトも間違いなく障害史にのこる名馬であり、どうにかして破ろうとあがいた結果がそれでも大差だけに、林騎手のこのコメントが味わい深いですね。語り継いでいきたい凄いレースでした。
https://twitter.com/keiba1422/status/985059785413353473


・皐月賞

未明の雨の影響で馬場は稍重。ただ、それでもペースは多少早くなるだろうと思い、デムーロの騎乗込みで本命はキタノコマンドールにしました。まあ、初年度からDMMがクラシック取るのはどうかなあとは思いましたが。

レースはアイトーンが逃げジェネラーレウーノが2番手。先行勢は1000mを59秒2と少し早めのペースで引っ張りますが、人気どころは2秒弱遅れた位置で追走。徐々に差を詰めていき、直線坂下あたりで追いつくと、その集団の先頭にいたエポカドーロが力強く抜け出します。サンリヴァルが追走し、ようやく後方の人気どころが追い込んできましたが、これらはジェネラーレウーノも捉えられず。そのままエポカドーロが押し切りました。

逃げたグループを無視するとエポカドーロは61秒0-60秒8くらいの平均ペースで逃げ切ったことになります。前のペースにも後方の人気馬にも惑わされず冷静に立ち回った戸崎の好騎乗でしょう。戸崎は今年はやや不振でしたが、これでスランプを抜け出せるでしょうか。

人気どころは後方から追い込みをかけましたがいずれも伸びきれず。特に大外をぶん回す形になって伸びきれなかった福永のワグネリアンとデムーロのキタノコマンドールは、失敗騎乗と言われても仕方ないんじゃないしょうか。デムーロも大阪杯のような競馬をしたかったのかもしれませんが結果としてはただ距離を損しただけのように見えました。中山でこういう競馬になるのは珍しい。

ダービーに向けてですが、エポカドーロはいい勝ち方でしたが抜けて強いという感じではありませんでした。追い込み勢も東京ならまた変わってくるでしょう。皐月賞を回避したダノンプレミアムとあわせてまだまだ混戦だと思います。


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