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エリザベス女王杯雑感 [競馬]

アーモンドアイがジャパンカップに向かったため暫定女王決定戦の感。本命はリスグラシューにしました。外国人騎手の連勝(後述します)が続きそうだったから……というわけではなく、府中牝馬Sの内容から見ても決め手に衰えはなく、相手なりに上位に来るだろうという判断からです。

レースはまずクロコスミアの逃げで始まりました。個人的にはミスパンテールが逃げる可能性もあるかなと思っていたのですが結局は2番手で折り合ったためスローの展開。1000m通過が61秒4でしたがそれでも4角まで絡む馬もなくマイペースで逃げることができたため、残り3Fを切ってもまだまだ手応え十分。ここから上がり3F34秒7で逃げ込みをはかります。ミスパンテールは後退しモズカッチャンもさほどの手応えでもなくこのまま逃げ切るかに見えましたが、馬群の真ん中を割って伸びてきたリスグラシューが残り50mくらいでギリギリ届いて差し切り勝ちとなりました。

ジョッキーこそ違うものの昨年同様の逃げであっと言わせたクロコスミアでしたが、今日はモレイラの手綱さばきが上回りました。馬群の中でロスなくコーナーを回って末脚を爆発させたあたりはさすがは「マジックマン」でした。リスグラシューは8回目のG1でようやく優勝となりました。岩田にとっては完璧な騎乗で及ばなかったのは残念ですが、騎乗は素晴らしかったです。


・京都で外国人騎手が11勝

昨日の京都は1Rから外国人騎手が勝ち続けました(モレイラ5勝、ルメール3勝、Cデムーロ3勝)。このまま最終も勝って全勝かと思いましたが最終はなんとか藤岡兄がモレイラを抑えて阻止しました。
過去の最高記録は8勝だったので大幅に記録更新となりました。とはいえいっそ全勝してしまえばよかったのにとも思います。彼我の騎手のレベル差について関係者が深刻に考えるきっかけになったんじゃないですかね。モレイラの不合格のときにも書いたとおり、パート1国家であるのだから本来は相互主義で海外の騎手ももっと簡単に乗れるべきだろうとは思うし、再び門戸を閉ざす様な改革なら話になりませんが、外国人騎手がいる環境下であっても、渡り合える日本人騎手の育成をどうようにすべきか考えたほうがいいのではないかと思います。



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