ライオンズCS敗退

CSのチケットを払い戻しして今年のプロ野球は終了しました。4連敗というだけでなく内容も完敗でしたが、今年のCS敗退は第4戦の内容があまりにひどかったこともあって、まけた瞬間はもう去年ほど悔しくはありませんでした。短期決戦を戦うには采配も投手力も足りませんでしたね。こうなるのも予想のうちになかったわけでもなく。

1試合単位では投手力に大きく比重が偏る野球という競技の強さを測るには長期間の成績をもって行うべきというように私は考えていて、ペナントレースを連覇している以上ライオンズが今強いというのは間違いないのですが、8月までは5割付近にいたように安定したものではなく、それがリーグ最下位の防御率が表すように投手力不足が原因となっていることは明らかなので、来季に向かうにあたってきちんと対策をとって欲しいところです。投手について現在若手の有望株が多くいることは疑っていませんが、それを伸ばし活かすような采配や育成ができているとは思えません。

だからといって現時点で辻監督を変える必要はないと私は考えていますが（主としてフロントの責任ではあるので）、一応小野コーチの退任から豊田コーチの復帰など首脳陣の陣容は変わるとはいえ年を追うごとにOB色を増している球団の運営はこれでいいのかどうか。この10年、雰囲気の良い応援しがいのある球団を作ってくれているとは思うのですが、さらに一段上の球団になるためにしっかりとしたチーム作りをしてほしいと願ってやみません。少なくともなすすべなく選手を流出させ、ろくな補強がなかった今年はできていなかったという評価です。


選手・スタッフの皆さん今年1年お疲れさまでした。また来年もよろしくおねがいします。