SSブログ

菊花賞雑感 [競馬]

買う馬券はともかくも予想としてはサリオスが菊花賞から逃げた(と言っていいでしょう?)時点で、コントレイルの勝ちは動かないと思いました。負ける要素はあまり思いつきませんでしたが、なんかうまくマークして決め手を発揮できればというところで、自分の頭の中にあったのはその位置にいるのはサトノインプレッサでした。


レースはキメラヴェリテの逃げ。かなり離して逃げましたが馬場が荒れていることもあってかそこまでペースは速くもなく1000m通過は62秒2。逃げられなかったバビットが2番手で追走し、コントレイルは同馬主のディープボンドを前に置いて7番手。その後ろにピッタリつけたのはアリストテレスでした。

その後ペースはそう落ちず2000m通過2分4秒8くらいまではそう大きく隊列は変わりませんでしたが、このあたりでキメラヴェリテの役割が終わったのか(馬主は別ですが、この馬の生産はノースヒルズです)、後退し始めると、コントレイルは徐々に進出。直線に入る頃には馬群の内5番手くらいから万全の抜け出しを見せます。これに食らいついていったのがアリストテレス。ずっとマークして直線で外から合わせると壮絶な置い比べになりました。手応え的にはこれはアリストテレス交わせるのでは、と見えたのですが皐月賞同様ここから抜かせない。結局最後までクビから差を縮めさせず押し切り、コントレイルが史上8頭目、無敗では3頭目の三冠馬となりました。

正直冒頭に色々書いたようなことを考えたものの、実際にはコントレイルがここまで差を詰められるとは思っておらず圧勝するのではないかと考えていました。さすがはルメールで、父ディープインパクトの3歳時の有馬のときのように土をつけられるのではないかと思いましたが僅かに及ばず。サトノフラッグも前にコントレイルを見て追い込みにかけましたが、こちらはやや離されました。ヴェルトライゼンデは伸びを欠きました。距離の問題でしょうか。

思ったほど差をつけられなかったことは驚きましたが、抜かせない勝負強さはさすがでした。馬場や距離を考えるとこれ以上コントレイルに苦手な条件というのはあまりなさそうに思うので、今後も同世代に遅れを取ることはまずなさそうです。ただ、サリオスが出てたらどうだったかなとも思います。また同馬主の馬がいない場合の福永の手綱さばきも問われる時が来るでしょう。その辺は今後の対戦で答えが出るでしょうか。

これから古馬と対戦してどんな競馬をするのか楽しみですが、今日の内容を見るとおそらく距離には課題があって、今後春の天皇賞を目標に選ぶことはなさそうですね。それはちょっと残念です。


コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。