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箱根駅伝往路雑感 [その他]

今年も1区からのんびりと眺めていました。

第88回東京箱根間往復大学駅伝競走   アスファルト108,000m
1:東洋大   5:24:45  レコード
2:早稲田大   5:07
3:明治大     5:21
4:駒沢大     6:43


衆目の一致するところ、今回の箱根は山の神こと東洋大柏原の最後の走りに対し、各校がどうリードして山を迎え彼を抑えるかだったと思います。おそらくは小田原では早稲田などに先行されているのでいかに追いかけるかが焦点だったと思いますが、予想は大きく外れ序盤から東洋の強さだけが目立ちました。
1区こそ早大大迫が好タイムで区間賞を取りましたが、ここで30秒しか差がつかなかったというのは、おそらく誤算だったでしょう。早くも2区で逆転されると3区、4区で差を2分まで広げられます。特に1年生ながら区間賞をマークした4区の田口が見事な走りでした。リードして迎えるはずがリードされて山に挑むようでは勝負なりません。5区は有終の美を飾る柏原の新記録でさらに3分リードを上乗せし、5分以上の差をつけて東洋が圧勝。前年の往路レコードを4分以上縮める大レコードでした。それにしても、さんざん柏原苦しいと言ってた解説は何だったのか。終ってみれば悠々と新記録を塗り替えていました。
それでも何度も苦しそうにしながら区間3位で柏原から3分程度でこらえた早稲田の1年生山本の健闘は光りました。かろうじて復路の逆転劇に興味を残したといえるでしょう。区間2位の明治3年大江と並んで来年の山登りが楽しみです。

駒沢も7分近い差をつけられ、復路はかなり厳しい状態。余裕を持って走れる東洋が総合優勝に大きく近づきました。各校どこまで迫れるか期待したいところですが、さてどうか。

その他では2区で区間賞の青学や5位と検討した城西大が目立ちました。東洋の独走で13チームが繰り上げスタートとなる復路のシード争いですが、上武大学ぐらいまではまだ可能性があると思います。学連選抜がシードをひとつ削れるかどうかも含めて、こちらは熾烈な闘いになりそうです。