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日馬富士引退 [その他]

「ただただ不思議、残念…」元旭富士、涙の会見

日馬富士が引退を表明しました。正直なところ、もはやここに至る道しか引かれていなかったという気はします。暴力事件は根絶されるべきもので日馬富士にすべての責任はあるのですが、最初の段階で世間に明らかにして謝罪してればここまでにはいたらなかったでしょう。伊勢ヶ濱が示談で収めようとしたのであれば、その時点で詰んでいたのだと思います。2000年代初頭辺りまでなら見過ごされていたんじゃないかと思いますが、時津風や朝青龍の暴力事件や、その他の不祥事を通り過ぎた今となっては、そうした事後処理は通用しないということです。しばらくは厳しい目線が注がれると思いますし、これを教訓にしてほしいと思うんですけどね。

さほど大きくもない体でスピードと技で土俵上を賑わせた日馬富士の相撲は嫌いではありませんでした。朝青龍と白鵬という大横綱の君臨した近年の大相撲で優勝9回。平成以降では6位の数字ですし全勝優勝も3回あり、地味ではあっても一流の横綱だったと思います。個人的にはその強さが必ずしも正当に評価されていないのではないかと思っていたのですが、その晩年がこういう形になったのは残念です。


以下は余談。
にわかアンチ相撲ファンを相手にするなみたいな論調も見ましたが、プロスポーツというのはそういう圧倒的多数のにわかを相手にする商売が故に高収入が得られるわけで、そこにも意を配る必要は当然あると思うので、そういう論調は不当なものでしょう。ただ、いかな不祥事とはいえ引退を残念だということにすら噛みつかんばかりの勢いの人はどうなんかなあと思いますけどね。


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