野球ニュース雑感(7/26)

オールスター初戦は清宮のサヨナラホームランでパ・リーグが勝利。ストレートとヤマを張ってのものではありますが、この場面でスタンドまで持っていくのですからやはりもっているものはあります。覚醒しかかっているように見えますし飛躍の年にしてほしいですね。


・現役ドラフト今オフ開催へ　森事務局長「選手の了解得た」FA制度改革では球団と大きな隔たり

今日Twitterで流れてきて何とも言えない気持ちになったもの。選手の権利は尊重しますし、彼らが戦力均衡を考える必要もないと思いますので、要求ということでまずは好きに主張すればいいと思いますが、選手の言うことを必ず支持しなければならないというものでもないので。

FA権の短縮、代替の廃止などは大リーグと合わせる感じで短くてもいいのかなとも思うのですが、そうであるならあちらのようにサラリーキャップやドラフト指名権での調整なども必要でしょうし、自動FAもあわせて採用でいいでしょう（自動FAを採用しない場合、昨年オフのファイターズのようにFA前年に自由契約というようなことが増えるだけだろうとは思いますが）。もちろん6球団1リーグでもいいということであれば戦力均衡を意図したルールはいらないでしょうが、そうした一軍選手が減るような環境を選手会が望んでいるとは思えないんですよね。選手間の格差も広がりそうですが、その辺は夢をつかめば大きいので選手の間で納得できるのであればいいのですが。

決まったことはファンは受け入れるしかないのですが、コロナ禍で球団単体の経営が苦しい中で突きつける要求であるというのと、自動FAのような不利な条件は受け入れない姿勢など選手会側に甘さが見えるんですよね。野球の見方は多様なので球団より選手について応援する人もいれば、球団を軸に応援する人もいますが、これらの要求は大阪近鉄バファローズ消滅のときのようなファンと選手の利害が一致するというものではないので、そんなに簡単には行かないと思いますよ。まあ後者の側の人間としては、条件次第で移るのが当然というのなら敵に回るファンからのブーイングのひとつくらいは受け入れろとは言いませんが、受け流せくらいには思いますね。