桜花賞雑感 [競馬]
ダイワスカーレットは指名されているので、POG的には痛い結果でした。ウオッカがいるし大丈夫だと思ってたんですが。
第67回桜花賞 阪神芝1,600m
(Japanese 1000 Guineas)
1:ダイワスカーレット 55安藤勝 1.33.7
2:ウオッカ 55四位 1.1/2
3:カタマチボタン 55藤田 3.1/2
4:ローブデコルテ 55福永 ハナ
(上位4頭は優駿牝馬の優先出走権獲得)
正直パドックを見てもウオッカの出来が他を圧倒しているように見えました。アストンマーチャンはやや入れ込んでいましたし、ダイワは少し細いように感じたので。
そしてレース。やはりスローでしたが、ショウナンタレントが出遅れたこともあってさらに遅くなりました。やはりかかってしまうアストンマーチャンが3角を前に行ってしまう。勝負の分け目はここでした。それでも尚遅いと見て仕掛けた安藤、待った四位。結局は届かない差となりました。ラスト2F目は10秒6。まさに2頭の世界というレベルの高い争いでした。一瞬の判断、これが差を分けたように見えました。ショウナンの出遅れが上がり勝負を強めたこともウオッカには不運だったでしょう。
…でも違うな。きっと安藤はあの何かを試すようなチューリップ賞のあと、何度も何度もダイワスカーレットの脚とウオッカの脚、位置取りを考えてどう乗ったら勝てるか、延々と頭の中でリピートさせたんだと思う。で、少ないけど勝つ可能性のある乗り方、先に仕掛ける騎乗を完璧にこなした。一方の四位は、そこまで考えてなかった。残り300くらいで届かないと悟って愕然としたんじゃないだろうか。それは過信でもあるし、きれいに勝とうとして状況に柔軟に対応できない彼の癖でもあると思うんですが。一瞬などではなく、もっともっと深い溝が安藤と四位の間にはありました。
それにしても、残り50で見せた安藤のガッツポーズ。武豊が時に見せるような会心の騎乗だからというだけではない、強い何かを感じました。誰かに何か言われていたんでしょうかね。
RRは1着113くらい付くのかな。上位2頭のレベルは非常に高いように思います。オークスはこの2頭にベッラレイアが挑む展開でしょう。
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