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「恋空~切ナイ恋物語~」雑感 [その他]

ちぃといつさん、JOEさんからお借りした「恋空~切ナイ恋物語~」を読了しましたので感想を。まずは、このような作品を貸していただいた両氏に感謝をしたいと思います。無料で読むことが出来た感動で胸いっぱいです。
読み終えて、まずはほっとしました。このような気持ちになったのは「ファイナルファンタジー8」のラスボスを倒したとき以来です。ようやく次の方にバトンを渡すことが出来ます。FF8の時もそう思ったのですが、是非この作品をいろんな方に読んでいただいて、感想を聞かせていただきたいものです。

さて、余韻の残るうちに感想を。そのうち追記するかもしれませんが、ひとまず書き記しておきます。(2008/1/2一部修正)

幼少時、はじめてディズニーランドでスペースマウンテンに乗ったときのことを思い出しました。暗闇で先が見えない中を高速で振り回される、あの感覚。この作品を読んでそういう印象を受けました。

この作品における暗闇は視点の転換の激しい作風でしょうか。若者の心理を表しているのと同時に、なんともいえない不安感を与えることに成功しています。先を見ず今を刹那的に生きる若者の心理こそ暗闇の最たるものでしょう。また、高速で振り回すのは登場人物たちです。その単純で脊髄反射的な行動は読者の思考を高速で振り回してくれることでしょう。この作品は、そのようなジェットコースターの持つ特徴を備えたものであります。まさに、こういう作品を「ジェットコースター・ロマンス」というのでしょう。

さて、皆さんはジェットコースターに乗るときに遠心力が…とか慣性の法則が…とか技術とか原理を考えるでしょうか。そんなことはないはずです。だから、このような作品を前に技術論を語るのは野暮というものです。この作品に触れるときには、文章表現の基本が云々などと難しいことは考えてはいけません。たしかにこの作者はかなりトリッキーな技巧を無意識的に用いて作品を展開していますが、何も考えず、ただ作品に身をゆだねる、それだけで良いのです。まだ読んでいない方は、そのような心持で読んでみてください。









……スペースマウンテンにはじめて乗ったとき、筆者は乗り物酔いして盛大に吐きまくりましたが、なにか


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コメント 1

じゅん@ラスク

お久しぶりでございます。
なんか久しぶりに伺ったので新年のご挨拶に間に合いませんでした。松も取れて久しいですしね…ともあれ今年もよろしくお願いいたします。

とりあえず追記に笑いました。個人的には断片的に目にする文章を見るにつけ、きっと私は2ページと読めないだろうと思っています。基本的に月に5000ページほど本を読む私ですが、一番苦手な恋愛ネタに加えあの文章だと…。

そういえば今年の箱根駅伝はすごかったですね。第二の山の神誕生、リタイア3チーム、3年連続区間新更新…。個人的にはモグスのスタミナ配分がうまく行ったのに安心しました。
しかしその後ちらっと見た何かの番組で「アンケートで見る箱根駅伝イケメンベストテン」とかやってたのにはあきれました…。
by じゅん@ラスク (2008-01-18 00:58) 

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