貴ノ浪死去

・元大関貴ノ浪、音羽山親方急性心不全で死去　43歳

その大きな体と懐の深さは大きなスケールを感じさせるものでしたが、一方で脇の甘さなどは終生克服できなかったため、結果的には大関止まりとなりました。なんというか「未完の大器」という言葉を体現するような力士であったように思います。現役引退後は、貴乃花部屋の部屋付きとして、指導だけでなく他の部屋や協会とのやりとりも行ったりと、角界改革を目指す貴ノ花の片腕として支え（あるいは扇動し）て来ました。また、審判などの業務も無難にこなしていました。彼を失うことで、本当に貴乃花は大丈夫なのか少し心配です。

43歳はあまりにも若い。ご冥福をお祈りいたします。