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天皇賞など競馬ニュース雑感(4/30) [QMA13]

・春の天皇賞はキタサンブラックが史上4頭目の連覇

キタサンブラックとサトノダイヤモンドの一騎打ちムードが盛り上がる天皇賞になりました。まあ、ここまでのステップを見てもこの2頭が中心になるのは当然ではあるのですが。個人的にはまたも内枠を引いた(しかし、流石にちょっと多すぎませんか)とはいえ、今回は比較的前に行きたい馬も多く必ずしもスムーズに行かない可能性も考えてサトノダイヤモンドのほうが有利かなと見ていました。が、馬券はそんなのとは関係なくディーマジェスティとワンアンドオンリーから単複総流しを買って見物。

レースはヤマカツライデンが離して逃げました。1000m通過は58秒3と極めて早いペースでしたが、後ろは10馬身は離れていたので2番手に付けたキタサンブラックは60秒ちょっとくらいで逃げるのと同じ感覚になったと思われます。結果的にこのハイペースで追随する馬はなくなりすんなりと位置を取れたことは大きかったと思います。シュヴァルグランやアドマイヤデウスがその後ろにつけ、サトノダイヤモンドはもう少し後の外目を回す位置。ルメールは内に入れたかったかもしれませんが難しかったでしょう。

このハイペースが残り半分のところまでくると急に落ちます。ここで上手くためを作れて徐々に再度ペースを上げ、バテたヤマカツライデンをかわすあたりでは盤石の手応え。こうなるともう止まりません。直線の入口あたりで他馬を突き放すと追いすがる各馬を尻目にゆうゆうの逃げ切り。3分12秒5のレコード付きでキタサンブラックの完勝でした。2番手にいたシュヴァルグランを必死にサトノダイヤモンドが追いかけますが3着まで。2強対決は今回も間を割られる形に。

今回も巧みにペースを掴んで危なげなく勝ったキタサンブラックは、相変わらず派手な勝ち方ではないですが今日も完勝でした。武豊がかつてほど勝てなくなったのは、「ため殺し」に代表されるペースの支配力をなくして実力を出し切らせられなくなったことが原因だったと思うのですが、この馬に関しては常にレースを支配しているように見えます。おそらくは武豊の生涯でも最上位に近いくらいの相性がいいコンビなのでしょう。

一方のサトノダイヤモンドはやはり枠が恨めしい感じでした。ただ、最後の最後にまた差を詰めているようにも見えますので実力的に大きな差があったということはないと思います。シュヴァルグランに先着を許しましたが内容は悪くありません。これで決着ということはないので、次回以降に打倒キタサンブラックを果たしてほしいところです。

他、ディーマジェスティは思ったよりも走ったと思います。中距離に戻ればもっと良くなるでしょう。ゴールドアクターはやや立ち遅れたのか後方に付けたまま最後だけ少し脚を伸ばして7着。理由は何かあるのかもしれませんけど、こんな競馬するなら別に騎手変えなくても良かったんじゃないですかね。


・香港のクイーンエリザベス二世Sはネオリアリズムが初のG1制覇

中団やや後ろから進んでいたネオリアリズムは残り1000mあたりでまくって一気に先頭へ。直線に入ってリードを作ったところに、地元のパキスタンスターやワーザーが追いかけてきますが、クビ差だけ残してゴール。ネオリアリズムはこれがG1初勝利となりました。
結果的にまくったタイミングが素晴らしかったです。普通の競馬だと切れ負けしていたんじゃないかとも思いますので、モレイラマジックというしかないですが、中山記念といいこのレースといい実力をつけているのは間違いありません。国内でもG1を取るところまで行けるでしょうか。


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