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天皇賞(秋)雑感 [競馬]

本命はコントレイルでした。かなりのいい動きをした追いきりに8キロ減の馬体重。陣営の渾身の仕上げと思いましたしこれで負けるようならジャパンカップと言わず引退でもいいのではないかという印象を持ちました。府中は昼過ぎから雨が降ったりやんだりでしたが、大きな影響はなく良馬場のままで、これなら予想を変える必要はないだろうという見解でレーススタート。

レースはカイザーミノルがハナに立ち、グランアレグリアが思いのほか前に行って2番手。トーセンスーリヤやカレンブーケドールが追走しますが、ペースは上がりません。エフフォーリアはその後ろ、コントレイルは、前に行った集団の後方を最内から追走。

1000mのペースは60秒5と天皇賞としては遅めの展開。徐々に上がるペースの中でそれぞれが抜け出す道を探していました。直線に入るとまずグランアレグリアが先頭に立ちますが、これをすぐ外からエフフォーリアが交わして先頭へ。グランアレグリアも食い下がりますが脚色には差がありました。一方のコントレイルは馬群の外に出し脚を伸ばします。脚色は若干コントレイルの方が上でしたが、スローの上がり勝負の中で大きな差はなく少しずつ差を詰めるものの1馬身の差を残してゴールとなりました。

ダービーのときはやや外に出して福永のシャフリヤールのイン付きに屈したエフフォーリアですが、今日は完璧な抜け出しでした。勝ったあとダービーを思い出して嬉し泣きしたと横山武は語っていましたが、反省を生かした完璧なコース取りでした。そして馬も強かった。2キロ軽いとはいえコントレイル相手に完勝でした。人馬とも文句のつけようのない素晴らしい勝利です。

コントレイルは決して悪い競馬ではなかったと思います。前が壁になるところ脚を余さずうまく外に出したと思いますがスローであったこともあり結果として届きませんでした。福永や矢作師としてはこれでも勝てると思ってたでしょうからエフフォーリアが強かったということではあるのですが、とはいえ1番枠は恨めしかったと思います。もう少し外なら違った結果もあったでしょう。

グランアレグリアは直線の伸びで劣りました。良馬場で東京なら2000でもと思ってましたが、やはり少し長いのでしょう。とはいえ4着以下との差は決定的でやはり強い馬ではあります。香港の行くという噂なのでそちらで頑張ってほしいですね。


3歳の高レベルはずっと言われていますが、エフフォーリアの勝ちっぷりもまた素晴らしいものでした。次走がどこになるかわかりませんが、1番人気で相手を迎え撃つことになりそうです。

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