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有馬記念他雑感 [競馬]

・中山大障害

オジュウチョウサンの引退レースとなりました。巧みなコース取りなど流石と思わせる部分はありましたが、最後は伸びず6着。しかし長い間王者として君臨し、その強さや障害レースの面白さをアピール、また平地への挑戦など見せ場をいっぱい作ってくれた競走生活でした。お疲れ様でした。種牡馬としても頑張って欲しいです。
レースは先行したニシノデイジーがそのまま押し切り。2着はゼノヴァース。どちらも大障害コースでは厳しいかなと思っていたのですが適性があったようでしたね。強かったです。ニシノデイジーはニシノフラワーとセイウンスカイの血を引く馬で、平地は頭打ちになってましたが障害で再び花が咲きました。この先の活躍が楽しみです。


・有馬記念

ジャパンカップあたりで「今年の有馬は豪華メンバー」と言われても歯抜けになることが多い中、今年は比較的最後まで維持できたのではないかと思います。その中でも春の古馬王者タイトルホルダーと秋の天皇賞を勝ったイクイノックスの争いでしょうがないかなという感じ。展開とか斤量の観点からイクイノックスを本命としました。

レースはスタートからすっとタイトルホルダーがハナに立ち、ブレークアップ、ディープボンドがついていく。ジャスティンパレスとエフフォーリアがそのあと、イクイノックスは中団外、ボルドグフーシュや出遅れたジェラルディーナは後方。1000mの通過は61秒2と遅目、ハロン13秒台もあるなどかなりペースを落とした逃げになりました。もうちょっと早くなると思っていましたが、スローな流れ。

しかし残り1000mくらいからペースが上がり始めると、ここでイクイノックスが外から上がっていきます。とはいえスローの逃げでタイトルホルダーは前におり、熱い叩き合いになるかと考えたのですが、直線に入るとタイトルホルダーもディープボンドも失速。あっさりイクイノックスが抜け出してきます。イクイノックスの後ろをついてきたボルドグフーシュ、後方から一気に追い込んできたジェラルディーナが伸びてきますが、前との差は縮まらない。結局2馬身半の差を保ったまま、イクイノックスが優勝となりました。エフフォーリアはじわじわ伸びて5着、タイトルホルダーは9着。

タイトルホルダー(とディープボンド)はそんなにきつくなさそうなペースだったのに止まってしまいました。この内容だとフランスでの疲れがまだ抜けていないのでしょうか。ちょっとだらしない負け方だったように見えます。エフフォーリアは5着。正直もっと全然ダメだろうと思ってましたので、金曜追いまで敢行した陣営の調教の賜だと思いますが、復調はまだ遠そう。ボルドグフーシュは菊花賞組の力を見せました。回避したアスクビクターモアとあわせて来年の天皇賞を賑わせてくれるでしょう。ジェラルディーナは出遅れが悔やまれるところでした。

イクイノックスは自力で前を潰して勝ったので完勝といっていいでしょう。タイトルホルダーがあっさり止まったため余計に強く見えるような競馬になりました。頂点に立ったと言っていいとは思うのですが、今日のタイトルホルダーは本物ではないと思いますので、来年の春に再度対戦した上で堂々と頂点を名乗ってほしいと思います。真の王者を宣言するのは来年まで待ちましょう。


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