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競馬ニュース雑感、フェブラリーステークスなど [競馬]

柴田政人元騎手「念願のダービージョッキーにしてもらった。感謝」ウイニングチケット死を悼む

元気なツイートなども時折流れていたのですが、突然の別れとなりました。ご冥福をお祈りします。33歳は大往生といっていいでしょう。

かなり以前に田中剛の垂れ幕の話を書きましたが、この垂れ幕を出していた友人が最初に出していたのが柴田政人の垂れ幕でした。彼が高校時代に作っていた競馬新聞もたいてい本命が柴田政人の馬であるくらい好きだったので、あの年のダービーはみんなで府中まで見に行き、みんなで発狂するくらい叫んでいたのを覚えています。柴田政人とダービーの逸話は有名ですが、ファンの思いもまた重いものだったのです。それを成し遂げたウイニングチケットにはあの年の3強の中では思い入れが強いです。直線で前がすんなりあいたことを思うと、やはりこの馬は柴田政人にダービーを勝たせるために遣わされた馬だったように思います。

私はマイシンザンから買っていたので完全には乗り切れませんでしたが。


・フェブラリーステークス

地方馬、外国馬も参戦し楽しみなレースになりました。それだけにギルデッドミラーの故障と引退は残念でしたね。でていたらどんなレースをしたでしょうか。

飛ばす馬がさほどいないように見え、今日のレースも前の方に行く有力馬で決まってしまうかなと考えましたが本命にしたのはメイショウハリオ。中団かもう少し前で競馬できればチャンスがあると思っていました。

……が、そのメイショウハリオは大きな出遅れ。躓いて騎手が姿勢を崩していましたので仕方ないでしょう。落ちずに済んでよかったくらいかと思います。レースはショウナンナデシコの逃げ。レモンポップとドライスタウトは4番手あたりの馬群の中。テイエムサウスダンなどは中団。前半800mのペースは46秒6で想定していたよりは速かったです。それでもさほど差はつかず馬群は一段のまま直線へ。

うまく外に出せてすんなり追い出せたレモンポップが一気に抜け出してきます。一方のドライスタウトは馬群を抜け出すのにやや手間取り遅れを取ります。ペースが早かった関係で後方からの馬も末脚が生き、レッドルゼルが追い込んできて2番手に。また出遅れていたメイショウハリオも伸びてきますが、この2頭もレモンポップまでは届かず。1馬身半差をつけてゆうゆうとレモンポップが初のG1タイトルを手にしました。


レッドルゼルはJBCスプリントはイマイチの内容でしたがしっかり巻き返しました。まだまだ衰えはなさそう。メイショウハリオは出遅れがもったいなかったです。結果的にハイペースで展開が向いたのかもしれませんが3馬身はあった出遅れの影響を考えるとあれがなければ2着はあったかもしれません。惜しい競馬でした。ドライスタウトはやや馬群を捌くのに時間がかかりましたがラストの伸びからするとレモンポップとの比較では抜け出せてても厳しかったか。12キロマイナスという馬体減の影響もあったでしょうか。

レモンポップはここまで11戦8勝、連対パーフェクトでの戴冠となりました。先行してゆうゆうと抜け出す横綱相撲で完勝でした。この先距離を伸ばすのか、あるいは来年以降のマイル路線確立を見据えてマイル近辺で覇を唱えるのか、どちらを選ぶのでしょうか。いずれにしても楽しみになる強さでした。


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