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天皇賞(春)雑感 [競馬]

昨日から雨が降っていましたが今日はやんでおり天皇賞の頃には稍重に。条件戦のタイムを見る限りさほど良馬場と遜色はないように思われました。ただ実際には多少時計のかかる馬場だったようです。
予想としてはアフリカンゴールドの逃げ宣言についていくタイトルホルダーがおり、アスクビクターモアも前に行くことでハイペースになりそうということから、その後ろ辺りからペースを活かせそうな馬、とくに10キロ減でやけに馬体がよく見えたディープボンドを中心にしました。

レースは実際そうした予想通りに展開し、まずはタイトルホルダーが押して先頭に立ちましたがこれをアフリカンゴールドがかわし、アイアンバローズやアスクビクターモアがついていきます。1000m通過は59秒7とやや早め。2周目に入って早々にアフリカンゴールドが後退しタイトルホルダーが先頭になりましたが、3角でアスクビクターモアやアイアンバローズが並びかけると一気に後退。ここにディープボンドが手応えよく迫ってきます。ここ数戦は見られなかった力強い走りで直線に入ると先頭に。このまま押し切れるかと思いましたが、更にその後ろから追いかけてきたジャスティンパレスが差し切って優勝となりました。ディープボンドは2着は守り、3着は外から追い込んできたシルヴァーソニックでした。タイトルホルダーは4角で騎手が下馬し競走中止。

ジャスティンパレスは前のハイペースを中団で見つつ無駄なく抜け出せる位置取りをキープして差し切りました。ルメールの巧みな騎乗ぶりでしたが、馬自体も強かったです。完勝といっていいでしょう。長距離の実績は十分と言っていいと思いますので、今後は中距離での実績を求めていくことになるのでしょう。ディープボンドは久しぶりにらしい走りを見せました。昨年2着の頃の馬体重に戻ったのがよかったのでしょうか。いい走りを見せただけに惜しい(3年連続の)2着でした。勝った馬を褒めるしかないでしょう。シルヴァーソニックは後方からの競馬で3着。昨年はカラ馬が爆走しましたが、今年はジョッキーを背に完走しました。後方からの競馬でのこの結果は力をつけているものでしょう。アスクビクターモアは菊花賞のレースペースが優秀だったのでハイペースでもいいのではと期待していましたが11着と大敗。これを見ると別に前走の負けも騎手のせいではなかったんだろうと思われますね。

タイトルホルダーは跛行による競走中止とのことでした。命に別状はなくてよかったと思います。ただ今後の舵取りは難しくなりそうです。他にアフリカンゴールドが心房細動で中止、トーセンカンビーナが故障で入線後下馬と厳しい競馬になりました。


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