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大相撲雑感 [その他]

13日目の大一番は白鵬が稀勢の里を破りました。張りから左を差しに行ったものの稀勢の里も抵抗。逆に形を作り右上手をとって土俵際まで白鵬を追い込むと、今度は白鵬がしのいで…という息をつく暇のない熱戦でしたが、最後に稀勢の里の体勢を崩した白鵬が下手投げで制しました。そして優勝争いはそのまま白鵬が全勝で37回目の優勝、稀勢の里は14日目に鶴竜に敗れて万事休す。

この2場所充実している稀勢の里、そして立ち直った白鵬、両者の実力と意地のぶつかり合った素晴らしい取組だったと思います。ここ最近、白鵬の相撲が煮え切らないというか期待に応えてくれないものであることが多かったわけですが、昨日は取組後の万雷の拍手が示す通り期待通りの一番でした。白鵬と朝青龍との決戦以来の多くの注目を集めたこの一番が、きちんと好内容だったことが何よりです。どちらが勝ったとしてもまずそれが良かった。そしてしっかりと強さを見せつけた白鵬は、今後も場内の判官びいきは続くでしょうが、改めて強い横綱というのもを再認識させてくれました。

稀勢の里ですが、やはり何かを掴んだと思わせるこの2場所の内容です。初場所あたりであれだけグダグダだった白鵬がすっかり立ち直ってしまったのは不運ですが、この内容を続けられればどこかで優勝はつかめるでしょう。ただ、14日目に鶴竜に取りこぼしてしまうのもまた稀勢の里なわけで、まだまだ改善すべき点はあります。だからこそ横綱昇進を取りざたするのは優勝してから考えればいいんじゃないでしょうか。舞の海が言っていたような優勝無しでの昇進は、多分稀勢の里にとっても不幸だと思うので。


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