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週末の競馬雑感 [競馬]

・中山大障害

アップトゥデイトが中山グランドジャンプで3着につけた着差は9馬身。これを詰めてこれる馬はまだいないかなと思ったんですが、ハナに立って軽快に逃げていたものの1周目の後半辺りから着地のバランスが悪いように見え、徐々に差を詰められます。2周目向正面ではもう手応えが怪しくなっていて4角手前の障害で落馬、競走中止となりました。落馬はこの名ジャンパーにとってはじめてのこと。雨の影響かあるいは衰えか、あるいは白浜か。来年も走ると思いますのでもう少し様子を見たいですね。

勝ったのはそのグランドジャンプで白浜騎乗で3着だった馬、2番手追走から差し切ったニホンピロバロンでした。石神は主戦のオジュウチョウサンを有馬記念に持っていかれてしまい、果たしてこの馬でどのくらいの損失補填ができるのかと思ってましたが、満額回収していきました。オジュウチョウサンの強さが馬だけではなかったというのを証明する素晴らしい勝利だったと思います。


・有馬記念

それほど雨は強くなさそうでしたが、それでもグッドラックハンデを見る限り例年より1秒くらい時計がかかっているように見え、キセキがハナに立つにしてもどういうペースになるか直前まで予想がまとまりませんでした。そんな感じだったので人気もさほどなくパドックの雰囲気も悪くないように見えたサトノダイヤモンドを本命にしました。まあ、相手なりに走るだろうという極めて消極的な予想でしたが、金額自体はいろいろ煽られてそれなりに。まあ有馬ですしね。

内からクリンチャーなどが行く気を見せましたが結局はキセキが先頭に。ただやはり脚を使わざるを得なかったようで1000m通過は60秒8とそれなりのペース。ここから落としミッキーロケットとオジュウチョウサンを従えて直線に至りますが、100-700で11秒台を連発したのが最後粘りきれなかった要因でしょう。そのミッキーロケットもさほど伸びず。ここで後方からブラストワンピースが上がってきて先頭に立ち、さらにようやくレイデオロが脚を伸ばしますが首差まで詰めたところでゴールとなりました。更に後ろから来ていたシュヴァルグランが3着に上がって決着。

ブラストワンピースは正直侮ってましたね。坂下の手応えを見てちょっと驚きましたが、無駄なく乗った池添の好騎乗もあり力を出し切りました。今年の3歳は本当に強い。レイデオロは特に文句のない内容だと思いますが、やはり8キロ増は重かったんじゃないかと。でも安定して強い馬ですね。キセキは潰れもせず5着に踏ん張ったあたりこの秋の復活は本物でしょう。来年はどこかでG1を勝てるんじゃないでしょうか。サトノダイヤモンドは相手なりという内容のまま。フランス遠征の悪影響なのか、あるいは成長不足なのか。この程度の成績で現役を終えるというのは一昨年有馬を勝った時点ではまったく予想外でした。

オジュウチョウサンは直線で一瞬伸びてくるように見えたので本当にびっくりしたのですが、流石に坂に入ったあたりで脚が止まりました。それでも0秒8差9着というのは大善戦です。今日の内容が今後もできるのならG3あたりならなんとかできる可能性もあるでしょう。平地への転向に賛否両論あったし自分としては障害使ってほしかったと思うのですが、この挑戦自体は無謀ではなかったことを証明しました。その点はオーナーはじめ陣営に敬意を表したいと思います。


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