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F1最終戦雑感 [その他]

F1最終戦。スタートをミスしたフェルスタッペンを相手にハミルトンが終始リード。1ラップ目のフェルスタッペンのイン突きを接触しながらもしのいだあとは、順調にリードを広げていきました。一方のフェルスタッペンはタイヤ交換から追い上げ、またステイアウトして先頭にいたペレスがハミルトンに対して巧みなブロックで時間を稼ぐなどしたもののなかなか差がつまらず、これはハミルトンで決まりかと思った残り5周で、周回遅れのラティフィがクラッシュ。ここからレースは大きく動きます。

ヴァーチャルセーフティーカーのタイミングでフェルスタッペンがいちかばちかのタイヤ交換に出ると、直後にコースに散らばる破片の回収のために実際にセーフティーカーが導入され、ハミルトンのリードがなくなります。さらに通常なら周回遅れを前に行かせるために何周か消化するところ、なんとハミルトンとフェルスタッペンの間にいる車だけを行かせる裁定。こうなるとステイアウトしていたハミルトンとタイヤ交換したフェルスタッペンの差は歴然。残りは1周しかありませんでしたがレースが再開されると一気にかわしさることになりました。それでも抵抗を見せたハミルトンでしたがもう及ばずフェルスタッペンがチェッカーを受け初のチャンピオンとなりました。

レーススチュワードとしてはセーフティーカーのままチェッカーを受け王者が決まるのを避け、最後まで争いが見られるようにしたのかもしれませんが、流石にハミルトンに気の毒な裁定だったとは思います。ただイギリスでの追突やハンガリーでのボッタスの多重衝突とかを考えると、年間通しての王者がフェルスタッペンだったというところに個人的には異論はないところです。フェルスタッペンとしてはようやく自身の速さにふさわしいマシンを得て取るべきものが取れたということではないかと思います。また、ホンダ参戦の最終年になんとかタイトルに手が届いたのは良かったと思います。一方で、レース後しばらくマシンから降りられなかったハミルトンですが、きちんとフェルスタッペンを祝福し会見も受けていたあたりは尊敬すべき態度だったと思います。無線の愚痴っぽいハミルトンはあまり好きではないのですが、普段から会見での態度や危険なレースでも走るあたりは王者の態度だと思うのですよね。


あとは角田が4位に入賞しました。今週は初めてガスリーに予選で先着し、決勝も無難に最後まで走りきりました。表彰台もチャンスがあった今週の活躍は来季につながると思います。ポイントにはあまりつながりませんでしたが終盤Q3進出を続けていたあたりとふくめて、ようやくなにかを見つけたように見えるので、来年もさらなる活躍を期待しています。


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