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ヴィクトリアマイル雑感 [競馬]

牝馬の一線級が顔を揃え豪華な女王決定戦となりました。ペースがそこまで早くならないのではないかと思い、それなら1600でもマイペースでレースできるだろうということで本命はレシステンシアでした。

スタートして緩やかな流れの中でレシステンシアがハナに立ったのでこのまま行けるかなと思ったのですが、逃げ宣言をしていたローザノワールが仕掛けて先頭を奪います。どうもスタートで行き脚がつかなかったようで仕掛けることになったようです。その結果2F目のラップタイムは10秒8。800mの通過は46秒3で、これはそれほど早いわけではないのですが、結果としてここでペースが上がったのはレシステンシアには少し痛かったようにも思います。とはいえ手応えはよく、逃げるローザノワールを2馬身前に見ながら直線へ。その後ろにレイパパレ、ソダシ。1年ぶりのデアリングタクトは更にその後ろ。ソングラインは中団に。

前2頭を見ながらソダシが伸びてきます。脚色は完全に上回っており完全に抜け出します。粘るローザノワールにレシステンシアが差を詰めてきて、更に外からファインルージュ、内からソングラインが伸びてきて熾烈な2着闘いになりましたが、その前にはソダシの白い馬体。2馬身の差をつけての完勝となりました。デアリングタクトは1年ぶりがたたったか差を詰められず6着、レイパパレは直線で失速し12着と大敗(といっても着差は0秒7ですが)。

ソダシはそれなりに評価はしていましたが想像以上の強い勝ち方でした。フェブラリーステークスでも3着したとおりで牡馬、ダートでも問題ない以上芝で牝馬同士なら当然勝ちきってもおかしくなかったということでしょう。マイルなら芝ダートどちらでも牡馬相手に優勝争いができそうです。

2着争いはファインルージュが制しましたが展開一つで結果は変わりそうでした。ローザノワールはもう少しテンから行き脚が良ければもっと粘れたでしょうし、レシステンシアも仕掛けられなければもう少し足を残せたと思います。個人的には直線に向いた時点でソダシーレシステンシアで決まったと思ったのでちょっと悔しいですね。

デアリングタクトは1年ぶりで22キロ増というのが響いたと思いますが実力は見せました。次がどこになるかわかりませんが、間違いなく前進するでしょう。繁殖としての価値を考えるとそのまま引退でも仕方なかったところ、三冠牝馬が1年ぶりに戻ってきたという決断を喜びたいです。レイパパレはここまで負けるような馬ではないと思いますが、1600は今となっては短いのかもしれませんね。香港だと2000が長く日本だと1600が短いとなると、今後狙うレースのレンジは狭くなっていきそうです。


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