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優駿牝馬雑感 [競馬]

基本的に中穴狙いで圧倒的人気の馬はまずは無理やりでも外そうとするのですが、正直なところリバティアイランドで仕方ないという気持ちでした。前走の内容や追い切りなどを見ていても、世代の中では図抜けているという印象です。

レースはライトクオンタムが逃げ、キミノナハマリアやラヴェルなどが追いかける展開。リバティアイランドはそれらを見ながら内目の6,7番手。ハーパーやシンリョクカなどはその後。コナコーストは後方から。2F目が10秒5と早くなりましたが、その後は12秒前後のラップが並ぶ展開で1000m通過は60秒0。ここまでは決して速いペースではなかったように思います。

しかし、その後6F目から10F目まで12秒0が並ぶ異様なラップが並び、力の足りなかった馬は後退していきます。その中でラヴェルがまず内目で抜け出して粘りますが、外に持ち出したリバティアイランドが徐々に進出し残り300くらいで先頭に並びかけます。そのあとは離す一方。2番手争いは粘るラヴェルをハーパーが交わし、後方からドゥーラが追い込んできますが、リバティアイランドは遥かに前。結局6馬身差をつけての圧勝となりました。

ハーパーは桜花賞の内容がそれなりでしかなかったので軽視していたのですが、ハーツクライの仔らしく距離伸びて良くなりましたね。ドゥーラは追い込み馬の中でひときわいい脚を見せました。展開的にはそう向いたわけではないと思うので、大健闘だったと思います。ラヴェルはよく踏ん張ったと思います。リバティアイランドを唯一破った経験のある馬としてそれらしいところを見せました。

リバティアイランドは直線かなり内に刺さっていました。脚色が違うのであえて進路を矯正してまっすぐ走らせる必要もなかったのでしょうが、あるいは2400は少し距離が長いのかもしれません。しかしそれでもこれだけの圧勝で、現時点では文句のつけようがありません。同世代だけでなく世代をまたがっても名牝であることは間違いなく、引退時に歴史的名馬と言われる可能性も十分あります。この先が楽しみです。


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