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天皇賞(春)雑感 [競馬]

平成最後の天皇賞、平成最後のG1と連呼されはするものの、正直あまり盛り上がらない出走馬になってしまいました。かつて天皇賞は4月29日固定だった時代(平成元年まで)があって、どうせなら29日に京都開催やるんだからそこで開催すればいいのにとも思いましたが、4月29日だったのは当然昭和帝の誕生日だからなので、平成の最後にやるようなものでもないかもしれません。

そんな感じで予想にも熱は入らず。8Rの古馬1000万下の芝1800mで1分45秒8という高速馬場になっていて、スタミナが要るのか要らないのかわからない。変な展開になるなら、とりあえず横山買っとけという感じで横山のロードヴァンドールから買いました。頭の片隅のまともな部分で考える分にはダイワメジャー産駒が3200で来るとは思えなかったので、金額は少なめに。

ヴォージュの逃げにロードヴァンドールやメイショウテッコンがついていく形で展開し1000mの通過は59秒9。2000mの通過が2分4秒0。馬場を踏まえてもちょっとペースが早く、前に行った馬は持ちませんでした。先団をみながら4,5番手で進めていたフィエールマンが力強く抜け出して優勝。これにグローリーヴェイズが迫りますが手応えには差があったように思います。3着以下は離されて決着。2番人気エタリオウは離れた最後方から進んで2周目の向正面あたりから追いかけだしましたが、そこで脚を使ったのか直線は伸びず4着まで。ミスのなかったルメールに対して、デムーロは橫山(ポツン最後方)しちゃった感で、まるで勝負になる感じではありませんでした。あれは馬券買った人は怒っていい。


フィエールマンはジョッキーの兼ね合い優先なのか最低限のレースしか使ってないので、6戦目で天皇賞制覇という新記録を達成しました。そういう馬主サイドの起用に応える程度にはかなり強い馬だと思います。思いますが、じゃあそういうピンポイントでG1だけ勝っていくような馬について語るべきなにかがあるかというと自分にはなにもないです。グローリーヴェイズが勝つなら同じディープインパクト産駒でも「やっぱ天皇賞はメジロの血を引いた馬じゃないとw」みたいな感想が残せたんですが。須田鷹雄がいつかのツイートでつぶやいてましたけど、寺山修司が生きていたらフィエールマンのような馬相手でも競馬や馬を叙情的に語れるんですかね。昨日の天皇賞は、自分には難しいです。


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