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競馬ニュース雑感(10/11) [競馬]

・マカヒキ京都大賞典を制す。

5年1ヶ月ぶりの重賞制覇ということで1986年以降(※)では3番目の長さのブランクということになるようです。その間、いろいろな引き合いが合ったと思うのですが、保有し続けてこの勝利につなげた金子真人氏の馬運たるや、とは思います。

まあ、海外で重賞も制覇したダービー馬を不振の中でここまで引っ張ったのは果たしてマカヒキの馬生にとってトータルでプラスだったのかどうかはわかりませんが、ノースヒルズのワンアンドオンリーと同様にこういう馬主でないとここまで現役を引っ張れないと思うので、氏ならではの快挙ということだと思います。種牡馬としての成功はどうあれ、最後まで面倒は見てくれるでしょうしね。

※新聞やネットなどで、この種の記事に「1986年以降では」とあるのはJRA DATA LABというデータ検索(だけじゃないけど)サービスの提供データが86年以降のためだと思われます。自分も契約しているんですけど、もっと前から出せないのかなと思ったり。


・すぎやまこういち氏追悼

毎日王冠は、本馬場入場がグレード・エクウス・マーチ、ファンファーレがG2にもかかわらず関東G1のものと、先ごろ亡くなった作曲者すぎやまこういち氏を追悼するための特別仕様でした。JRAは基本的にお固い組織だとは思いますが、ゲーム世代へ訴求するための施策は(有効かどうかはともかく)かなりフットワークが軽く、今回の異例の対応も即決されたのでしょう。多くの人の思いに応える良いことだと思いますし、今後もいろいろな方面でファンに喜ばれる施策をとってほしいと思います。まあJRAは競馬の人気に常に一定の危機感を持っていると私は思っているので、そのあたり手抜きをする心配はあまりしていません。


しかしまあ、近年ステップとしての位置づけが下がりつつあった毎日王冠、京都大賞典が久しぶりにもりあがりましたね。また、マカヒキの勝利や今回のファンファーレの件を見ても、普段割と辛口というか皮肉というか素直でないツイートが多い私のTwitterのTLも温かいものが多かったようにも思います。いい週末の競馬でした。


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