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今年プレーしたゲームの雑感(その2) [ゲーム]

年末モードその2。

以下のゲームに付いての感想が続きを読むの方にあります。一応、配慮しているつもりではあるのですが基本的にネタバレをしていますのでそれを厭う人は回避推奨。

・ドラゴンクエスト9 星空の守り人(スクウェア・エニックス)
・ラブプラス(コナミデジタルエンターテイメント)

・ドラゴンクエスト9 星空の守り人(スクウェア・エニックス)  プレー時間125時間

基本的には本編クリアまでならがっかり、本編クリア後を含めるなら名作ってことになるのかなと思います。
本編クリアまでは力を欲しがる人間(人間外もいるけど)とその悲劇、そういった人間に絶望するものと希望を持っているものの争いといったテーマで進行していくのですが、なんというかどれも中途半端な感じで、力を求める人間たちもそれほど悪意に満ちたものではなく、ラスボスも最終的に人間を憎むきっかけが「勘違い」。たとえばドラクエ4も似たようなストーリーで、デスピサロも最終的には騙されて人間を滅ぼそうとするわけですが、そこにいたるまでの積み重ねで十分に人間を憎む理由があって、それゆえにクライマックスの戦闘に向けて盛り上がっていけるんだけど、9のエルギオスにはそういう積み重ねがないので、どうにも倒すべき宿命のラスボスって感じがない。故に倒しても満足感が薄いんですよね。
【追記】もうひとつあった。クリアの時点では自キャラが育ちきっていないという点。普通にやっているとせいぜいイオラあたりまで。ベホマやメラゾーマも出てこないで終わる。過去の経験があると、自分は十分に強くなっていないのにクリアしてしまったという物足りなさが残る。RPGをプレーヤーの成長物語とするなら、それは中途半端な完結をもたらすことになってしまっている。
正直、ここまででやめていたら9は凡作という評価で終わっていたと思います。
逆にクリア後は、定期的なクエスト配信、すれちがい通信による宝の地図の交換とその探索、魔王征伐、Wi-Fiによる友人との探索と盛りだくさんで、こちらはやってると終りが見えないくらいの圧倒的なボリュームでした。まあ、分量が多すぎて流石に全部極めるのはしんどいとは思うのですけど。友人とのプレーというのは1回しかしませんでしたが、(ガストでやったからというのはあるにせよ)やっぱり面白かったです。ゲームを媒介として周囲との、あるいはもっと広い範囲とのコミュニケーションをとらせるということに成功しています。クリア後はやることは同じことの繰り返しに近いのに飽きがこないのは、このコミュニケーションに依る部分が大きかったです。
もともとMORPGとして作っていたようだから仕方ないのかもしれませんが、クリア後が面白かった一方でクリア前がいまいちと感じるのはコンシューマのRPGとしていかがなものかとも思うので、Wiiで出る10ではそちらも頑張って欲しいものです。


・ラブプラス(コナミ・デジタルエンターテイメント)  プレー時間8時間

プレーヤーとヒロインの関係を深く表現するというのは、過去においてコンシューマでもエロゲでもあったと思うんですけど、タッチパネルを使って細かく表現していくっていうのはなかったと思うのでその辺は楽しかったです。デートするまでの過程やコミュニケーションをとって好感度を上げて行く過程がちゃんとゲームとして作られているあたりは、さすがはコナミです。初代ときめもだって、パラメータの上げ下げが精緻で簡単にメインヒロインを落とせないように作られていましたが、やはりテレビゲーム黎明期からトップを走ってきたメーカーです。そういうゲームとして大事な部分はわきまえてると思います。
ただ、自分はどちらかというとヒロインとの1対1の関係を掘り下げるようなゲームよりは、群像劇を描くようなギャルゲーの方が好みのようで、寧々さんと恋人同士になってからはあんまりやらなくなってしまいましたが。自分がプレーしたギャルゲーだと皆口声はリフレインラブ2以来で、「やっぱり皆口裕子の声は包容力あってでも少しヤキモチ焼きなヒロインにあうなあ」などと思いつつも、なんとなくゲームから離れてしまいました。



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