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鶴竜引退 [その他]

鶴竜突然の引退「夏場所出る気満々」も周囲反応で決断

鶴竜が引退を表明しました。来場所で進退を問われる決意だったと思うのですが、怪我が治らずに決断したようでちょっと驚きました。晩節を汚したと言う人も多いのだろうとは思いますが、おそらくは帰化や年寄株に絡んでやめられない事情もあったのだろうと思います。現状の年寄制度はなんらかの見直し、特に国籍の問題は改善が必要だろうと思います。協会の経営面はまだしもトレーナーとして協会に残れないのは他競技と比べても排他的と言われても仕方ない。相撲に絡んで外国人差別を語る人たちがこのシステムについて語らないのは不思議なことですが、まあそういう人たちは日本や日本人を叩きたいだけで別に相撲のことなんてどうでもいいのでしょう。

閑話休題。

個人的に印象に残っているのは2015年の秋場所。14日目に稀勢の里と対戦した鶴竜は、最初変化したものの手付き不十分で立ち合いのやり直しとなります。そこで再度変化して真っ直ぐ来ると思っていた稀勢の里を仕留め優勝ということになりました。(9月26日のQMA)。このときは激しいブーイングを受けていたことを覚えています。

上手い力士ではありましたが総合力でそこまで強いかと言われると、個人的には自信を持って稀勢の里のほうが上といいます。しかし、批判されるのを承知で再度の変化で勝利したり、大関昇進も横綱昇進も巡ってきたチャンスを一発で決める当たり、成功するメンタリティを持っていたのでしょう。クソ度胸を持っていることはスポーツ選手には大事な要素です。横綱という最高位、5回の優勝という勲章を手にするだけの理由はありました。技術だけでなくそうしたものもまた後進に伝えてほしいと思います。お疲れさまでした。

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