競馬ニュース雑感（2/17）

・ダイワスカーレット引退

屈腱炎ってことで「またマツクニか」みたいな批判もあるけど、別に激しく使い込んでるわけでもないし今回に関しては責めるようなものではないと思うけどね。ダイワエルシエーロも5歳まで走ってたし牝馬に関しては配慮して使っている気がするのだけど。
しかし、G1を4勝もして牡馬相手にも勝ってるので、普通ならこれで十分でもうやることないだろと思うところなんだけど、引退で「もったいない、もっと見たい」と思える牝馬ははじめてかも。ウオッカとの決着もまだ完全についていないし、今年1年史上最強牝馬をかけた戦いを見せて欲しかったな。良い仔を出して欲しいけど、ちょっと早い。おつかれさまでした。


・藤田のJRA批判

今回の騎乗停止は周囲の証言からも過失ではないのに過失と判定された、騎乗経験のないやつに裁決されるのは納得いかんという話。新聞買って読みました。まあ、気持ちはわからんでもないけどね。スポーツの審判が全くのど素人って言うのは珍しいだろうし。ただ、騎手経験については必要なのかなという気はする。裁決のための専門の訓練が必要だとは思うけど、騎乗技術とは別のものじゃないかと。
仮に騎手がやったとしても、その判定に騎手は納得するかもしれないけど（多分しないと思う）、ファンが納得するかは別の問題。裁決は馬券に絡むから。在野の経験者で最高の大物は岡部幸雄だけど、彼が裁決をしてもかんぐる部分は出てくるでしょうしね。後輩に甘いとかいわれることもあるでしょ。
現役の騎手がJRAに公然と批判をしたという意味では非常に珍しいですよね。裁決と免許が同一の組織で行われているから、藤田みたいに騎手辞めるときはJRAから去るつもりの覚悟が出来てる人間しか出来ないだろうし。それは異常な状態だと思うから、裁決者と免許権者を分けて不満なときにきちっとお上と戦っていけるようなシステムがまずは必要なんでしょうね。